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兵は拙速なるを聞くも、いまだ巧久なるを睹ざるなり(『孫子』)
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11月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1021
ナイス数:65

未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書)未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書)感想
現実逃避している時間はないリアルな問題。個人で何ができるかはまだよくわかっていませんが、本書は結論ではなく「一歩踏み出すためのヒント」ですので、まずは自分たちの、そして将来世代の問題として考えることから。■人口減少カレンダーのリアルさに比して10の処方箋の内容には不足感もあるのですが、反対だけしても始まりません(非居住エリアの明確化は私も同様に考えています)■限られた人材をどう効率よく各分野に配分するか、ということになると、社会主義とは言わないまでも、国家の管理・関与が強まるのではとの危惧はあります。
読了日:11月25日 著者:河合 雅司
逆説の日本史23: 明治揺籃編 琉球処分と廃仏毀釈の謎逆説の日本史23: 明治揺籃編 琉球処分と廃仏毀釈の謎感想
以前のシリーズを参照してほしいとの記述が増えたように感じたほか、同じ主張の繰り返しで、だんだんくどくなってきたと思いますが、朝日新聞をはじめとしてそこまで言っても改まらないもの、人々があるからなのでしょう、内容は儒教というより新儒教、朱子学の害毒についてが半分以上を占めるので、『逆説の世界史1』を読んでおくとより理解が深まると思います。廃仏毀釈は馴染みが薄いかもしれませんが、ISはともかく文化大革命にも似たところがあり、貴重な文化財が破壊されたことは心が痛みます。
読了日:11月24日 著者:井沢 元彦
週刊ダイヤモンド 2017年11/18号 [雑誌] (右派×左派 ねじれで読み解く企業・経済・政治・大学)週刊ダイヤモンド 2017年11/18号 [雑誌] (右派×左派 ねじれで読み解く企業・経済・政治・大学)感想
■神戸製鋼問題は収益に伸び悩む地銀にも飛び火■「「保守左派」を都合よく利用する狡猾な安倍政権」、日本の「ガラパゴス化」した「自称リベラル派」のうさんくささ、実は増えていないネット右翼など読んですっきり。いまの若い人は革マルも中核も知らないだろうし、労働組合も役に立たない。
読了日:11月16日 著者:
高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)感想
1962年の作品。映画『ブレードランナー』の原作『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を書いたディックに挑戦の2冊目。第二次大戦で日独が勝利した世界を舞台に多くの登場人物が交錯。この世界でひそかに流行するのは米英が勝利した小説という入れ子構造になっており、それ以外にも現実と虚構が入り混じる。謎、伏線を回収していく話というよりは、電気羊同様、読後もモヤっとして考えさせられる。易経は違和感はあるが装置と見れば不自然ではない。本書内で流行の禁書名は別作品がモチーフと思われ、次は短編集の『アジャストメント』へ。

読了日:11月04日 著者:フィリップ・K・ディック

読書メーター
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10月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:327
ナイス数:24

週刊ダイヤモンド 2017年 10/21 号 [雑誌] (パナソニック・トヨタが挑むEV覇権)週刊ダイヤモンド 2017年 10/21 号 [雑誌] (パナソニック・トヨタが挑むEV覇権)感想
4度目のEVブームだそうですが、これだけ世界中で具体的な動きが出ているので、「EVはまだ」は希望的観測、願望に過ぎないのでは。トヨタも進むべき道を見失わないでほしいところです。それにしても、自動車もダメになったら日本の製造業は消滅の可能性もあるわけで、そうなると観光産業くらいしか飯のタネがなくなってしまうのでしょうか。神戸製鋼所の件も冒頭に取り上げられていますが、「日産」が「神戸製鋼所」製品の安全性を確認したといったところでまったく信用が置けないのですが。
読了日:10月21日 著者:
巨人たちの星 (創元SF文庫)巨人たちの星 (創元SF文庫)感想
これまでの謎が解き明かされ、真実と思っていた事柄にも新たな事実が明らかになります。2020年代後半を舞台に始まった三部作も本作で完結(ただし後に続編あり)。米ソの対立は残っていますが、軍縮による余力を宇宙進出に向けた地球人。日本の戦後復興も(軍事を米国に委ねて)経済に専念した結果ですが、これを地球規模で実現できれば、どれだけ豊かな生活を享受できるでしょうか。前作でシャピアロン号が地球に滞在していた6か月間、工作員は何をしていたのかは気になりますが、よく練られた三部作だったと思います。
読了日:10月12日 著者:ジェイムズ・P・ホーガン

読書メーター

フィリップ・K・ディックの『高い城の男』がようやくスピードアップしてきたので今月はもう少し増えるかと。ディックというと、映画『ブレードランナー』の原作である『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の作者ですが、『ブレードランナー』の続編が公開されるそうなので、1982年の元祖を見てから続編を観に行こうかな。
9月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:432
ナイス数:47

歴史群像 2017年 10 月号 [雑誌]歴史群像 2017年 10 月号 [雑誌]感想
特集は「関ヶ原合戦の真実」、白峰旬を持ってきたか、というところ。過去に氏の『関ヶ原合戦の真実』(宮帯出版社)を読んでいたので、その追加・補強がされたとの印象です。大垣城を巡る家康の後詰決戦構想というのはさほど目新しい感じはせず。たまたま映画『関ヶ原』を観ようかと思っていましたが、特集の冒頭でわざわざ「国民的歴史作家」と書かなくてもよいものを(少なからぬ悪意を感じる)。「応仁の乱」よりはるかに知られていますが、創作だらけなのは勝者(あるいは敗者も含む)の情報操作と明治陸軍の恣意的な利用の産物でしょうか。
読了日:09月17日 著者:
ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫)ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫)感想
「巨人の星」は「巨人の星」としか訳しようがないのですね。■さて、前作で解明しきれなかった謎がほぼ解明されますが、また新たな謎が生まれます。遺伝子のあたりまで踏み込んでくるとやや難解になってきたかなという感じはあります。■ユーモアを解するコンピュータ「ゾラック」はハインライン『月は無慈悲な夜の女王』の「マイク」を思い出しながら読んでいました。現在目覚ましい進化を続けている(ように見える)AIもいずれはこのようになるのでしょうか。■前作同様、細かな描写が登場人物たちの心理への深い共感を呼びます。そして次作へ。
読了日:09月17日 著者:ジェイムズ・P・ホーガン
星を継ぐもの (創元SF文庫)星を継ぐもの (創元SF文庫)感想
1977年、ちょうど40年前の作品。まさに「サイエンス」でありミステリでもあり、興味をお持ちの方にはお薦めしたい。書かれた時代から核や冷戦構造の影響は避けられないが、批判にもなっている。意味深なプロローグ(再読すると示唆に富む)のあとは、なかなか本題に入らずもっさりした(迂遠な)印象がある。随所に見られる風景描写もそれに輪をかけるが、これが謎を解く手掛かりになり、後半は一気に引き込まれる。ラストでタイトルの意味がわかると深い感動を覚えるだろう。良作だが、1点だけ、代謝リズムの部分はミスリードだと思う。
読了日:09月01日 著者:ジェイムズ・P・ホーガン

読書メーター
北朝鮮からミサイルが「誤って」落ちてきたら、
日本もリセットされますかね。
電磁パルス攻撃でも石器時代に戻るかもしれませんが。

そうなると、西からは中共、北からはロシア、
南からはアメリカが自国民等の保護のために
公然と押し寄せてくるかもしれませんね。
火事場泥棒の韓国も含めて。

小池百合子は、誰にそそのかされているのかわかりませんが。
言葉だけは歯切れよく、しかし意味はよくわからないという。
(かつて竹下登は「言語明瞭、意味不明瞭」と言われましたが)

都知事としての実績、実行力もよくわかりません。
都民は馬鹿にされたと思うんじゃないでしょうかね。
大阪に似た例がありましたが、
こういう変種が現れたということでしょうか。

安倍首相は明日の解散総選挙を取り下げたりしませんかね。
世襲議員的な線の細さで、躁状態のときは滅法強いのでしょうが、
守りに入ると馬脚を現しますから、今回もどうなるでしょうか。

民進党は白旗、全面降伏でしょうか。
口だけ番長、前原は何しに党首になったのでしょうか。

8月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:491
ナイス数:48

月は無慈悲な夜の女王月は無慈悲な夜の女王感想
同じハインラインの『夏への扉』に比べると訳のせいか読みづらかったです。さて、本書に限らず電話や通信の発展はSF作家でもさすがに見通せなかったかと思いますが(現在では通信の傍受・統制は権力者には不可欠)、それが本書の魅力を損ねるものではありません。技術者マニーと自意識を持ったコンピュータのマイク。月独立のために、どのように人々を組織していくのか、地球との交渉、そして独立のための戦い。頭の中で『ナイトライダー』を思い出しながら読んでいました。最後はちょっと切ないかも。
読了日:08月25日 著者:ロバート A ハインライン,矢野 徹
週刊ダイヤモンド 2017年 8/26 号 [雑誌] (自衛隊 防衛ビジネス 本当の実力)週刊ダイヤモンド 2017年 8/26 号 [雑誌] (自衛隊 防衛ビジネス 本当の実力)感想
JDIの再建は丸投げ、東芝メモリの売却交渉でも戦略不在の産業革新機構■特集は自衛隊 防衛ビジネス。「防衛七族」の権力闘争。ここにも本質・本業を見失った内輪の論理■自衛官厳選の「売れる・売れない日本製武器」「欲しい武器」ランキングが興味深い。「イージス・アショア」を大枚はたいて買わされた後にトランプと金正恩が握手とかね■中国侵攻シミュ■online発:信賞必罰が必要なのはわかっているが、そのための評価に頭を悩ましているのだ■特集2:徹底検証アベノミクス。何もしていないのにしているかのように見せる
読了日:08月22日 著者:
財務省と政治 - 「最強官庁」の虚像と実像 (中公新書 2338)財務省と政治 - 「最強官庁」の虚像と実像 (中公新書 2338)感想
もうすぐ「敗戦の日」。戦後、軍部や財閥は解体、農地や教育も改革が行われましたが、官僚組織は残されて現在に至ります。内閣人事局ができてから3年が経ちますが、加計学園問題あたりも政治に対する官僚の抵抗なのかもしれません。さて、本書は「最強官庁」と称される財務省(旧大蔵省)について、「55年体制」が終わる90年代から、小泉、民主党、安倍と政権が変わる中での実態を追いますが、ひたすら人名と出来事が書き連ねられており、なかなか頭に入ってきません。『応仁の乱』の人名の多さに混乱するのはこんな感じなのかも。
読了日:08月06日 著者:清水 真人

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