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兵は拙速なるを聞くも、いまだ巧久なるを睹ざるなり(『孫子』)
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10月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:893
ナイス数:79

世界史としての日本史 (小学館新書)世界史としての日本史 (小学館新書)感想
16年。両氏とも嫌いではないし、大筋でもっともな内容だが■自虐史観もその逆の自尊史観も否定しているが、自尊史観を否定すると自虐史観的な話になって、かつ対談ゆえか変なバイアスがかかって何とも言えない違和感を覚える箇所も(そういえば出口氏は江戸時代を評価していない)。根拠のあやしい話も出てくるのでそこは眉唾で■半藤氏を「極左」と呼ぶ輩もいるそうだが、左はもちろん右も薄っぺらくなった■国家総動員体制が戦後の高度経済成長につながった説は本書でも紹介されている野口悠紀雄先生の『1940年体制 さらば戦時経済』を■出口「司馬史観は歴史ではなく、トルストイと同じでエンターテインメント」は半分当たっている(「司馬史観」については磯田道史先生『「司馬遼太郎」で学ぶ日本史』を)■現政権のおかしいところはもっとはっきり言ってやったらいいのに■結局、教養教養というが、(無教養はわかるが)この国ではどこから手を付けたらいいのか、教育なのか政治なのか
読了日:10月27日 著者:半藤 一利,出口 治明

日本型組織の病を考える (角川新書)日本型組織の病を考える (角川新書)感想
Kindle無料。著者は2009年のいわゆる「郵便不正事件」で大阪地検特捜部の証拠改竄による冤罪に巻き込まれ、無罪判決の後は事務次官にまでなった人物■取り調べ、調書作成など検察の手口は一読の価値があろう■読売新聞の連載に大幅に加筆して書籍化したのが本書なので、取ってつけたようなタイトルなのは残念■内容は当たり前のことで、明確なルールを作るのが大事なのはわかるが、もう少し具体的に踏み込んだ話がないと言葉が上滑りする。村木さんが作る必要はないのだが、一つくらい例がないと単なるきれいごとにしか聞こえない(なぜルールが作れないのか、どうすれば作れるのか、ルールを作る時の生みの苦しみもあろう)■現実との齟齬を改善できない、認識・理解できないのが日本の組織の病巣なのだろう■ところで、著者を含め官僚は国民が税金や社会保険料の負担をオーソライズしたと思っているようだがそこは勘違いも甚だしい。野口悠紀雄先生も週刊ダイヤモンドの連載で書いていたが、日本はこの部分のオーソライズがないのがより深刻な問題
読了日:10月19日 著者:村木 厚子

ONE PIECE 94 (ジャンプコミックス)ONE PIECE 94 (ジャンプコミックス)感想
友人に勧められてテレビアニメを見たのが、サンジが海上レストランにいた頃だから、早二十年近く経つか。いま(のコミックス)は絵がごちゃごちゃして見づらいし、誰が誰だが見分けがつかないし、見分けがついても誰かわからない(登場人物多過ぎ、かつ引っ張り過ぎ)。最初の頃はシンプルだったのになあ、と思うが、相変わらずストーリーはおもしろく、ここであれとこれがつながってくるか、と思うこともしばしばなので、やめられない
読了日:10月12日 著者:尾田 栄一郎

新・信長公記~ノブナガくんと私~(2) (ヤンマガKCスペシャル)新・信長公記~ノブナガくんと私~(2) (ヤンマガKCスペシャル)感想
ラグビー日本、決勝トーナメント進出おめでとう!スコットランドとの試合は最後まで見応えがありました■2巻は上杉謙信のクローンと武田信玄のクローンに危機が迫る。総長戦は頭脳戦+やっぱり不良校でのケンカなのだが、結構ボコボコにするので、あまり暴力シーンが好きでない自分としてはうーん(LIAR GAMEではできなかったシーンと思えばいいか)
読了日:10月11日 著者:甲斐谷 忍

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