兵は拙速なるを聞くも、いまだ巧久なるを睹ざるなり(『孫子』)
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『仁義なき宅配: ヤマトVS佐川VS日本郵便VSアマゾン』
横田増生、小学館、1,400円+税
本書はAmazonで注文しヤマトが宅配。佐川も含めた三社の比較では、ゆうパックが一番雑で、Amazonの箱を玄関の郵便受けに突っ込まれたのには閉口。事前の配達時間指定もできず、再配達の受付時間終了も早い。届ける気があるのかとつまらないCMを見るにつけ思います。
ヤマトも、できる配達員はこちらの在宅の時間を覚えていて、なるべく再配達しないように届けてくれたのですが、最近は配達員が変わったのか、不在届が多くなりました。サラリーマンは日中いませんからね。まあ、再配達はお互いのロスですから、会員登録をして先に時間指定をするようにしています。
さて、『潜入ルポ アマゾン・ドット・コム』『ユニクロ帝国の光と影』などで知られるジャーナリストの次の標的は宅配業界。本書は昨年各所で見かけたので内容は大方知っていましたが、潜入労働ルポは衝撃的です。夜中に仕分けしてくれる人々がいてくれるからこそ、翌日配送も可能になるのですが、過酷な作業です。
昨日も書いた通り、原発、出版、宅配、様々な業界を見ていますが、自分のところも含めて、ぎりぎりの人数、予算、時間で回している状況で、いつからこんなに余裕のない組織ばかりになったのでしょうか。昨今の事故を見ても思います。
一つ、売上を伸ばしても利益率が落ちればトータルの利益が下がることもあるのに、それでも売上至上主義からはなかなか抜け出せない組織、自分のところも含めて。「売上は何とか目標を達成したけど利益は」って、それではいつか組織は行き詰ります。売上ってメンツか?(たしかにそういう部分はあるが)
もう一つ、送料無料が続けば、配送業者が疲弊、縮小するのに(いずれはやっていけなくなる)、それでも送料無料をやめられないし、「天地無用」や「ワレモノ注意」に始まる「自分の荷物だけは大事にしてほしい」と意味不明のシールを貼る荷主(もっと馬鹿馬鹿しい実例は本書を参照)。
そして送料を払う顧客の方がバカなのか(そんなことはないのだが)。今日もAmazonでめぼしい本を探しながら自問自答する日々です。
横田増生、小学館、1,400円+税
本書はAmazonで注文しヤマトが宅配。佐川も含めた三社の比較では、ゆうパックが一番雑で、Amazonの箱を玄関の郵便受けに突っ込まれたのには閉口。事前の配達時間指定もできず、再配達の受付時間終了も早い。届ける気があるのかとつまらないCMを見るにつけ思います。
ヤマトも、できる配達員はこちらの在宅の時間を覚えていて、なるべく再配達しないように届けてくれたのですが、最近は配達員が変わったのか、不在届が多くなりました。サラリーマンは日中いませんからね。まあ、再配達はお互いのロスですから、会員登録をして先に時間指定をするようにしています。
さて、『潜入ルポ アマゾン・ドット・コム』『ユニクロ帝国の光と影』などで知られるジャーナリストの次の標的は宅配業界。本書は昨年各所で見かけたので内容は大方知っていましたが、潜入労働ルポは衝撃的です。夜中に仕分けしてくれる人々がいてくれるからこそ、翌日配送も可能になるのですが、過酷な作業です。
昨日も書いた通り、原発、出版、宅配、様々な業界を見ていますが、自分のところも含めて、ぎりぎりの人数、予算、時間で回している状況で、いつからこんなに余裕のない組織ばかりになったのでしょうか。昨今の事故を見ても思います。
一つ、売上を伸ばしても利益率が落ちればトータルの利益が下がることもあるのに、それでも売上至上主義からはなかなか抜け出せない組織、自分のところも含めて。「売上は何とか目標を達成したけど利益は」って、それではいつか組織は行き詰ります。売上ってメンツか?(たしかにそういう部分はあるが)
もう一つ、送料無料が続けば、配送業者が疲弊、縮小するのに(いずれはやっていけなくなる)、それでも送料無料をやめられないし、「天地無用」や「ワレモノ注意」に始まる「自分の荷物だけは大事にしてほしい」と意味不明のシールを貼る荷主(もっと馬鹿馬鹿しい実例は本書を参照)。
そして送料を払う顧客の方がバカなのか(そんなことはないのだが)。今日もAmazonでめぼしい本を探しながら自問自答する日々です。
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