兵は拙速なるを聞くも、いまだ巧久なるを睹ざるなり(『孫子』)
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『タモリと戦後ニッポン』
近藤正高、講談社現代新書、920円+税
戦後昭和史ですかね。もちろん平成も含まれています。
『笑っていいとも!』の全盛期(90年代…まだ昭和の名残があった頃まで)を知っていて、なおかつその頃を含めて戦後の昭和に郷愁を持つ人には面白く読めるかもしれません。その上の世代や下の世代には合わないかもしれません(好みの問題です)。
ひたすら引用が多く、筆者オリジナルの文章はどれだけあるのかと思いますが、コピペ的な要素を非難するわけではありません。よく構成したものだと思います。
研究書的な文章構成ですが、そもそも眉唾的なものを扱っていますから(初期のタモさんの芸風に権威主義的なものを嗤うところがあったという意味で)、この本自体も眉に唾を付けて読んだ方がいい、というか、そこまで肩に力を入れて読む必要はありません。
タモリ学やタモリ論(そのようなタイトルの書籍も実際にある)といったタモリ本が登場し、タモさん自身が研究の対象になっていますが、タモさんを深く掘り下げるというものではなく、周辺の人々の証言をもとにタモさんと、タモさんが登場、活躍した時代背景を浮かび上がらせようとしています(タモさん本人に取材しているわけではありません)。
近藤正高、講談社現代新書、920円+税
戦後昭和史ですかね。もちろん平成も含まれています。
『笑っていいとも!』の全盛期(90年代…まだ昭和の名残があった頃まで)を知っていて、なおかつその頃を含めて戦後の昭和に郷愁を持つ人には面白く読めるかもしれません。その上の世代や下の世代には合わないかもしれません(好みの問題です)。
ひたすら引用が多く、筆者オリジナルの文章はどれだけあるのかと思いますが、コピペ的な要素を非難するわけではありません。よく構成したものだと思います。
研究書的な文章構成ですが、そもそも眉唾的なものを扱っていますから(初期のタモさんの芸風に権威主義的なものを嗤うところがあったという意味で)、この本自体も眉に唾を付けて読んだ方がいい、というか、そこまで肩に力を入れて読む必要はありません。
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