忍者ブログ
兵は拙速なるを聞くも、いまだ巧久なるを睹ざるなり(『孫子』)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

『タモリと戦後ニッポン』
近藤正高、講談社現代新書、920円+税

戦後昭和史ですかね。もちろん平成も含まれています。

『笑っていいとも!』の全盛期(90年代…まだ昭和の名残があった頃まで)を知っていて、なおかつその頃を含めて戦後の昭和に郷愁を持つ人には面白く読めるかもしれません。その上の世代や下の世代には合わないかもしれません(好みの問題です)。

ひたすら引用が多く、筆者オリジナルの文章はどれだけあるのかと思いますが、コピペ的な要素を非難するわけではありません。よく構成したものだと思います。

研究書的な文章構成ですが、そもそも眉唾的なものを扱っていますから(初期のタモさんの芸風に権威主義的なものを嗤うところがあったという意味で)、この本自体も眉に唾を付けて読んだ方がいい、というか、そこまで肩に力を入れて読む必要はありません。

タモリ学やタモリ論(そのようなタイトルの書籍も実際にある)といったタモリ本が登場し、タモさん自身が研究の対象になっていますが、タモさんを深く掘り下げるというものではなく、周辺の人々の証言をもとにタモさんと、タモさんが登場、活躍した時代背景を浮かび上がらせようとしています(タモさん本人に取材しているわけではありません)。

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
[2066]  [2065]  [2064]  [2063]  [2062]  [2061]  [2060]  [2059]  [2058]  [2057]  [2056
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
ブログ内検索
最新のコメント
[10/03 Rakuna]
[10/03 セレス]
[09/25 Rakuna]
[09/25 セレス]
[08/22 Rakuna]
[08/22 セレス]
バーコード
アーカイブ
カウンター
Admin / Write
忍者ブログ [PR]