忍者ブログ
兵は拙速なるを聞くも、いまだ巧久なるを睹ざるなり(『孫子』)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

8月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:880
ナイス数:85

なぜ倒産 23社の破綻に学ぶ失敗の法則なぜ倒産 23社の破綻に学ぶ失敗の法則感想
この手の話は外部からは結果しか見えず、倒産の原因も表面しかわからないことがほとんど■「失敗の法則」を知りたいのであれば『御社の寿命』(帝国データバンク、共著)の方が参考になるかも■ただ、個々の話で非常に参考になる具体的な事象は少なくない■どうしても後から見た「たられば」の話になりがちなのだが、そういう意味では最後の当事者自身の独白は貴重。バブル崩壊、リーマン・ショック、東日本大震災、中国経済の後退など外部環境の変化は倒産の原因の一つではあっても、きっかけに過ぎず、真の原因はおそらく別のところにあったと思わせる■「失敗の再現性は高い」というのはその通りで、失敗した理由はいくつかの類型に分かれるのだろう(単独とは限らない)
読了日:08月28日 著者:

悪魔のいる天国 (新潮文庫)悪魔のいる天国 (新潮文庫)感想
1961年初版、1975年改版、2012年電子書籍版。ショート・ショート36編。星新一はNHKの深夜番組で流れていたアニメ版がなかなか興味深く、いつか読みたいと思っていた作家。だが、初読みのせいもあってか本書は最初は意外と取っつきにくかった(さらに途中で小松左京を読んだらそちらにはまってしまう)。中盤からは皮肉(あるいは毒)の良さがわかり始め、笑いあり、救いがたい話あり、オチに唸らされたりで、あっという間に読了■次は中国SFかな(劉慈欣『三体』)
読了日:08月23日 著者:星 新一

地には平和を (角川文庫)地には平和を (角川文庫)感想
Kindle版。表題作ほか最初期、1960年代のSF短編集(1980年の角川文庫版の復刊)。表題作は直接的な反戦というより、あとがきにあるように、著者の戦争体験と戦後をどう結び付けるかの発露と思う。オチはそれほどでもない。「日本売ります」は現在進行形の話と言えなくもない。このほかの短編(ショートショート)も現代にも通じる、あるいは現代にも続いている問題を扱ったものが多く秀逸。お気に入りをあげるときりがないが「故障」「いかもの食い」「失われた宇宙船」「超能力者」「早とちり」「深夜放送」「回向」「都市病」「昔の義理」など。
読了日:08月18日 著者:小松 左京

読書メーター
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
[2199]  [2198]  [2197]  [2196]  [2195]  [2194]  [2193]  [2192]  [2191]  [2190]  [2189
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
ブログ内検索
最新のコメント
[10/03 Rakuna]
[10/03 セレス]
[09/25 Rakuna]
[09/25 セレス]
[08/22 Rakuna]
[08/22 セレス]
バーコード
アーカイブ
カウンター
Admin / Write
忍者ブログ [PR]