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兵は拙速なるを聞くも、いまだ巧久なるを睹ざるなり(『孫子』)
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『平家物語』の敦盛の段に、熊谷次郎がはらはらと涙を流す場面がありまして、教科書を読みながら印象に残った場面でした。

たまにはらはらと涙を流すというか、とめどなく涙が流れていくことがありまして、今日のトップニュースを見ながら、なぜか涙が止まらず、静かに感動していました。

イチローの日米通算4257安打ですが、素直に喜び、祝福したいところです。

WBCからの言動に眉をひそめることもあって、全面的に好意を持っている選手ではないのですが、偉大な記録とそれを生み出す心技体、続ける努力には敬意を表します。

何度も書いていますが、「無事是名馬」で、メジャーに移ってからはほとんどケガというケガをしないところも秀でています。

ピート・ローズが相変わらずの憎まれ口を叩くのもわからないのではありませんし、今回「大あっぱれ」の張本勲も自分の記録に並ばれようとする時は穏やかではありませんでした(直前でシーズンが終わった)

ただ、先駆者というのは先駆者になってからは孤独だったのかなと思ったりもします。イチローの記録の積み重ねには、過去の記録達成者を掘り起こしていくような感もあります。

打者に比べれば投手の技術の方が格段に進化しているでしょうし、日本とメジャーの野球では試合数からして違いますから、ピート・ローズと比較したり、日米通算がどうこういったりするのはナンセンスという気はします(ローズの永久追放処分が解除されないのはわかるような気がします)。日本でも韓国野球の本塁打記録は認めたがらないのと同じでしょう(イ・スンヨプが2003年にシーズン56本塁打を打って、王貞治の55本を超えた)。まあ、王さんの868本塁打もアメリカでは「日本の記録」としてしか扱われていませんが。

打つだけでなく、守ってよし、走ってよし、日本球界が生んだ野手としては史上最高でしょう。「二刀流」の大谷がどうなるかは楽しみですが…。
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