忍者ブログ
兵は拙速なるを聞くも、いまだ巧久なるを睹ざるなり(『孫子』)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

いま読んでいる本の中に「パターナリズム」という言葉が出てきます。

うっかり、「パターン化しているのか・・・」と読んだところ、
意味が通じないので、説明を読むと、「pattern」ではなく、
「paternalism」で、「父権主義」などと訳されており、
父親的温情主義、あるいは父親的干渉となるようです。
(どちらもラテン語の「pater」が原義)

ただ、実際に父が子に干渉する、という話では必ずしもなく、
国家が国民に対して、あるいは企業が従業員に対して、
父親のように干渉する、という意味合いで(批判的に)使われるようです。

大阪市の教育委員会で「個別指導教室」の新設が提案されました。
問題行動を起こす子供を「隔離」するという話ですが、
そこまでする必要があるのかなという印象もあります。
隔離された子供は戻ってこられないのではないでしょうか。
(レベル1~5の内容を見ると頭を抱える)

大阪市長は「問題のある生徒の行為で、真面目な生徒が
バカを見ることがあってはならない」と発言しましたが、
まさに「パターナリズム」な発言に感じます。

無知蒙昧な国民、市民を、
賢明なる国家が導く、蒙を啓く、矯正する・・・

これこそ、ワンパターンというか、
ステレオタイプ的な見方のように思えます。

そこまで御上に面倒を見てもらわなければならないのでしょうか。
そこまで国民は愚かなのでしょうか。

自分で考えることを放棄することが増えてきたのでしょうか。
言われてやれば責任を取らなくても済みますしね。

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
[1711]  [1710]  [1709]  [1708]  [1707]  [1706]  [1705]  [1704]  [1703]  [1702]  [1701
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
最新のコメント
[10/03 Rakuna]
[10/03 セレス]
[09/25 Rakuna]
[09/25 セレス]
[08/22 Rakuna]
[08/22 セレス]
バーコード
アーカイブ
カウンター
Admin / Write
忍者ブログ [PR]