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兵は拙速なるを聞くも、いまだ巧久なるを睹ざるなり(『孫子』)
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コンフェデで惨敗したのを思い出しました。
そこからどれだけ成長できているのでしょうか。

選手からの、
「自分たちのサッカーができなかった」

ゲストからの、
「どういうサッカーがしたかったのかわからなかった」

今回の敗戦(あるいは今大会での敗退)では
このフレーズが流行るのかもしれません。

日本が目指すサッカーというのはたしかにあります。

日本には、
ブラジルのような目の覚める個人技はありませんし、
ドイツのような肉体的な強さもありません。
スペインのような創造力あふれる華麗なパスサッカーも無理でしょう。
(そのスペインでさえ、雪辱を期すオランダには封じられてしまった)

前回の南アフリカでは、「自分たちのサッカー」を捨てて、
超守備的なサッカーに徹することで、1次リーグを突破し、
ベスト16になりましたが、これは奇策で、
いつまでも同じことをやってはレベルアップしません。

守備的なサッカーではなく、攻撃的なサッカーを目指していたはず。

あと2試合あるのですから(ただし、次で勝たなければ、
1次リーグ突破はほぼ不可能となる)、
自分たちのサッカーを貫いたらいいのではないでしょうか。

それで負けたのなら、まだ磨き足りないのかもしれませんし、
違うサッカーを目指すべきなのかもしれませんが、
出しきれないままに敗れて後悔するというのはやめてほしいです。


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