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兵は拙速なるを聞くも、いまだ巧久なるを睹ざるなり(『孫子』)
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いまの自民党の少なくとも表面上の好調さを見ると、
わざと民主党に政権を譲って、失敗したところで復権するという、

いや、それは陰謀説すぎますね。
あまり陰謀論的な見方は取りませんし。

うまく説明できなかったのですが、
徳川慶喜がやりたかったことはこういうことだと思うんですよね。

「大政奉還」でいったん政権を返上しましたが、
「大政」とは何のことやらで、
奉還しようが、実権を握っているのは幕府なのです。

(もちろん軍事力を背景にして…それは当然の話で特別なことではない)
(もちろん幕藩体制なので、幕府が全国を統治しているわけではない)

「新政府」が政府足らなければ、
再び幕府が統治する(統治せざるを得なくなる)
というのが慶喜の目論見だったのではないでしょうか。

新政府が曲がりなりにも日本を統治してしまうと、
そういう構想があったことはおくびにも出さなかったのも
慶喜らしいところですが。

慶喜には厳しい評価が多いのですが、
国内が内紛状態になるのを阻止したことは評価していいのではないかと。

(新政府軍の中にも同じ考えの人物がいたということ)
(新政府軍が振り上げた拳は東北に落ちた、というのは前にも書きました)

まあ、積極的に自民党を支持しているわけではなく、
ほかよりはマシ、なだけ、というのが民主主義の本質(の一つ)
日本は民主主義じゃないと思っているのだけども…。
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中共(中国共産党)の裁判所で強制連行訴訟が受理された件は、今後の影響が懸念されます。中国では司法が独立しておらず、これまでは日中関係に配慮して共産党指導部が受理しないよう裁判所に働きかけたとされていますが、今回は習近平指導部が受理を容認したということでしょう。対日圧力の一環です。

1972年の日中共同声明で、中国政府は日本に対する戦争賠償の請求を放棄する、と規定しており、日本は個人も含めて請求権は存在しないとの立場です。日本国内での同様の訴訟はすべて原告敗訴が確定しています。

中国国内での訴訟で原告勝訴が確定して、日本企業が賠償に応じない場合は、最悪、資産を差し押さえられるなどの措置が取られる可能性があり、中国で経済活動を行うことのリスクが高まることになります。

外に目をそらさなければならないくらい、中国国内の不満は高まっているということですかね。
あえてこのタイトルで(誤変換ではない)

クリミアのロシア編入を承認するから、北方領土を…
などという妄言を書いた人がいるのかいないのか知りませんが、
制裁で音を上げるロシアとも思えません。

ロシアのやり方を一概に非難するわけではありませんが、
前世紀(まで)的なやり方だなとは感じます。

アメリカもどこで振り上げた拳を下ろすかで、
どちらも落としどころを探っている状況には変わりありません。

(特にヨーロッパは)ミュンヘン会談の轍がありますから、
下手に宥和政策と見られるのは好ましくないでしょう。
(「融和」ではなく「宥和」)

アメリカはどこまで絡みたいんでしょうかね。
「シェール革命」でエネルギーが自給できれば、
中東に関与したくないでしょうし、
中共(中国共産党)とも戦いたいわけではなくて、
有望なマーケットとしてどう売り込むかを考えており、
そこは安倍さんとは大きな温度差があります。

「新孤立主義」とも言われますが、
アメリカは(自国の権益と関係の薄いところでは)
不干渉になっていくのではないでしょうか。
海外旅行に行く前に「津軽為信を再度調べていたら、「猶子」だけでも一回分書けそう、などと言っていましたが、ワードで書いた分が見事に消えています(泣)

たまにワードの文章が保存されていないことがあるんだよなあ。3週間くらいたっているので、そう簡単に書いた内容は思い出せません。直後だと、逆にすっきりした文章が書けるときもあるのですが…。

「以前のバージョンの復元」を試してみましたが、ダメでした。

ちなみに「改訂番号」が「1346」という凄まじい数字に。総編集時間は400時間を超えていますw

さて、もう一度書き直してみますか・・・
アメリカとの「同盟」強化を図りつつ、ロシアとの関係改善を進めてきた安倍首相ですが、ここに来て、「股裂き」とも言われるような厳しい状態に陥っています。言うまでもなく、ウクライナ情勢における、欧米とロシアの対立が原因です。

さて、明日で東日本大震災から3年となりますが、今回は「土地を失う」という話。「故郷」「ふるさと」などと書くと、少し意味合いが異なってくるので、あえて「土地」と書きます。

もう3年かと思うと、短く感じますが、3年がたとうとしても遅々として復興が進まない要因が、津波と原発事故(放射能…正しくは放射線)です。

津波の危険があると思えば、同じところには住めませんし、自分だけが高台に住むわけにもいきません。高い土地を整地して人が住めるようにするのは簡単なことではありませんし、コミュニティが崩壊してしまっていては住む意義が失われてしまいます。

原発事故にしても、復興以前に、そもそも土地に入ることすらできません。よくまあ、国や電力会社が語る原発の「安全神話」を信じ込まされていたのだと思います。それなのに、トップが海外に原発を売り歩いている(トップセールしている)というのは理解不能です。

こうなると、戦争などで他国に占領されて戻ることができない、戻りたくても物理的に戻ることが極めて難しい、という状況と似てきます。第二次世界大戦で敗北して、海外に獲得した土地を喪失した日本ですが、戦後七十年近くが過ぎようとして、土地を失うという感覚が過去のものになろうとしている時に起こったのが、3年前の震災です。

(北方領土は北海道以外では関心が低いし、竹島や尖閣諸島も最近になって出て来たという感がある)

少し話を変えますが、戦前、「満蒙は日本の生命線」などと言われていました。今度は「原発が日本の生命線」と言われるようになるのでしょうか。ともかく、手に入れた海外領土を護ろうとして、あるいは拡げようとして、戦線を拡大して、ついにはそのほとんどを失った日本ですが、多くの血を流して手に入れたもの、というのは自分からはそう簡単に手放せないのです。

ここでようやくウクライナの話になりますが、現在注目されているクリミア半島も、ロシアにとっては、多くの血を流して手に入れた土地になります。これを書いている時点ではウクライナ内におけるクリミア自治共和国という位置づけになります。また、半島の南西部に位置するセヴァストポリはロシアがウクライナから租借しています。セヴァストポリには要塞、軍港があって、ロシアはここを拠点にオスマン帝国やナチス・ドイツと戦っています。黒海に面し、「不凍港」を求めるロシアには譲れない土地であることが理解できると思います。

クリミアでは、ソ連崩壊後にもウクライナからの独立を求める動きがありましたが、同時期にチェチェンの独立運動があり、ロシアはチェチェンの独立を認めなかったために、クリミアの独立も立ち消えとなった経緯があります。

なお、少数民族として「タタール(人)」の存在が報道されており、先住民族的な印象を持ちそうですが、タタール自体が移住してきた民族です(「タタール」は多義にわたる。またロシアとの関係では「タタールのくびき」なども参照されたい)。

いずれにせよ、ここで冷戦を再現、東西の戦争を始めるわけにいかないとすれば、双方が納得できるような落としどころを探る、ということになりますが、さて、どうなるでしょうか。

(クリミア自治共和国の住民投票でロシアへの編入が多数となっても、「法的」に効力が発生するわけではない)
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