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兵は拙速なるを聞くも、いまだ巧久なるを睹ざるなり(『孫子』)
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下が使えないのは、仕事を与えずに放っておけば済むが、上が使えないのは、いくら書類を書いても通らないので困る。
 
4月から直属の上司が代わったのだが、初めて課長をやる人なので、なかなかうまくいかない。我々からすれば、本部との橋渡しを上手にやってくれれば、それでいいのだが、最初からその能力がないことを本部に見抜かれてしまっている。こうなると、どれだけいい案件であったとしても、通るものも通らない。下の人の仕事でも自分の仕事であるかのように素早く動いてくれないと、組織は死ぬ。
 
複雑に絡み合った糸、のような話があって、ペーパー1枚にはまとまらないというのもよくある話(とはいえ、多くても2枚以内でまとめなさい、というのが暗黙の了解であり、それ以上長くても読み手は読む気をなくす)。理解力があって、文章も書ける人は、そこをうまくまとめて書くのだが、そうでない人は書いても言葉足らずだったり、逆にだらだらと長かったりして、うまくいかない。
 
そういう話があって、電話で本部に助けを求めると、このもつれた話を聞いて、きれいに解釈して筋道の通った解答を与えるという人もいるのだから、まあ、恐ろしいものである。要は基本の部分があって、そこに乗せて、枝葉を落としていく、ということなのだが、電話一本でこういうことをやってしまうというのは、相当に頭の良い人だなと感心せざるを得ない。
 
上を見て、自分がその立場になったときにどう振舞うべきか、というのは常に自問しなければならない。
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