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兵は拙速なるを聞くも、いまだ巧久なるを睹ざるなり(『孫子』)
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六波羅蜜寺
http://rokuhara.or.jp/

平清盛のことを「六波羅入道」、「六波羅殿」と言うので、「六波羅+蜜寺」なのかと思いがちですが、「六波羅蜜+寺」でして、「六波羅蜜」という言葉があるのです(「密」は誤り)。6つの波羅蜜(波羅蜜行)ということですが、「六原」という地名に由来するとする説もあります。

有名なのは、空也上人立像(重文)、伝・平清盛像(重文)でしょうか。空也上人の口からエクトプラズムっぽい何かが出ていますが、これは6体の阿弥陀仏で、「南無阿弥陀仏」の6字を表しており、念仏を唱える様子を視覚的に表現しています。


六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)
六波羅蜜寺から少し北に行って、T字路を東に向かうと坂になりますが、その途中にあります。

参議・小野篁(たかむら)は夜ごと井戸から地獄に通ったと言いますが、本堂裏の井戸がそれと伝わっています。平安時代のオカルト(この言い方はともかくとして)の先駆けみたいなものですかね。京都には晴明神社もありますし、この方面から見た京都も興味が尽きないのですが、このへんで。

境内の散策は自由ですが、堂内の拝観は事前予約が必要です。

わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと 人には告げよ 海人の釣舟(百人一首)

小野篁(802-853)は当時の天才、異才と言っていい人で、嵯峨天皇との間の数々の逸話でもその才能を知ることができます。小野妹子の子孫で、小野好古、小野道風(三蹟の一人)は孫。小野小町も同族と言われています。
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