忍者ブログ
兵は拙速なるを聞くも、いまだ巧久なるを睹ざるなり(『孫子』)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

プロ棋士というのはタイトル戦以外にも対局があって、忙しいんですね。対戦相手の研究もしなければなりませんし、体力、精神力も疲労します。将棋ソフトとの対戦に時間を費やすと、本業がおろそかになってしまいます。2012年、米長邦雄がボンクラーズと対戦したのも、米長が引退(2003年)していたのが一因です。

プロ棋士が将棋ソフトに負けるというのは、いつか確実に来る日でしたから、それが実際に到来しても驚きませんし、記事にするつもりもなかったのですが、いろいろな人の反応を見ていると、真っ二つに分かれているのが興味深いですね。
 
どちらも負けは認めているのですが(ルール内で戦っているのだから、ズルはない…とはいえ、600台もパソコンをつなげるのはフェアじゃないようにも思うが)、私のように当然と受け止めているのが一方で、もう一方は、勝ち負けだけではなく、ほかの要素もあるというとらえ方をしています。
 
勝負事ですから、勝ち負けがすべてですが、人間よりも強くなってしまった(現時点では人間相手に全勝するとは限らない)将棋ソフト同士の戦いを見たいかと言えば、それはあんまり見たくないかなと。人間がやるからこそ、定石にないような奇想天外な一手に興奮したり、時間を使った見えないせめぎあいに感動したりするわけです。

将棋も「二人零和有限確定完全情報ゲーム」とやらに分類されているようですから、そのうち「先手必勝」とか「後手必勝」になるのかもしれません。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
[1296]  [1295]  [1294]  [1293]  [1292]  [1291]  [1290]  [1289]  [1288]  [1287]  [1286
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
最新のコメント
[10/03 Rakuna]
[10/03 セレス]
[09/25 Rakuna]
[09/25 セレス]
[08/22 Rakuna]
[08/22 セレス]
バーコード
アーカイブ
カウンター
Admin / Write
忍者ブログ [PR]