兵は拙速なるを聞くも、いまだ巧久なるを睹ざるなり(『孫子』)
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「戦国人物紹介」、武田家の回なのでいろいろ調べていますが、これがなかなか楽しいw
家臣が多くて、それぞれに個性的なエピソードがあって楽しいですね。まとめきれますかどうか。
最近は家康を評価していますが、信長好きになる前は武田家好き(信玄好きとは言いにくい)で、これは完全にNHK大河ドラマ「武田信玄」(1988年)の影響ですね(スリムな中井貴一はちょっと違うなと思っていたが)
このころに読んだ学研の歴史マンガも影響していますね。もちろん川中島や三方ヶ原の戦いなど、信玄や家臣が活躍した場面も描かれているのですが、信玄の死後、勝頼の代になって武田家が滅ぶところまでフォローされていました。滅んでいく様が悲しかったですね。滅亡まで含めて武田家ファンでした。信玄個人のファンってわけじゃないんだよねえ。
上杉謙信は敵ながらかっこいい人、織田信長はにっくき敵役でした。
その後、中学生になる頃には、なぜか「三国志」の方に行ってしまいます。横山光輝「三国志」の影響か、人形劇三国志の影響でしょうか。さらにナムコの「三国志」、光栄の「三國志」などファミコンのゲームにもはまって、吉川英治の『三国志』で孔明ファン、蜀びいきが決定づけられます。
しかし、ここで転機が訪れます。中学校の同級生宅でMSX(というPCが昔あった)で光栄の「信長の野望・戦国群雄伝」に出会うんですね。ころっとやられて戦国時代に戻ります。NHKの大河ドラマも「信長」だったような気がします。「群雄伝」の次の「武将風雲録」はマシン的な制約があってあまり遊んでいませんが、「覇王伝」のころには我が家にもPC(NECの98)が投入されて、どっぷりと「信長の野望」にはまることになり、信長ファンとしての下地が形成されていくことになります。
高校生くらいになって経済的にもやや自由度が増していくと、毎週のように本屋に通って歴史小説を読んだり買ったりしていましたね。司馬遼太郎ファンになったのもこのころです(当時はほかの作家の作品も読みました。いまは歴史「小説」は読みません)
インターネットはまだ存在していなかったので、ゲームと小説の影響が大きいですね。「三国志」はこのあと若干復帰することもありますが、基本的には日本史中心の歴史好きとなっていきます。
家臣が多くて、それぞれに個性的なエピソードがあって楽しいですね。まとめきれますかどうか。
最近は家康を評価していますが、信長好きになる前は武田家好き(信玄好きとは言いにくい)で、これは完全にNHK大河ドラマ「武田信玄」(1988年)の影響ですね(スリムな中井貴一はちょっと違うなと思っていたが)
このころに読んだ学研の歴史マンガも影響していますね。もちろん川中島や三方ヶ原の戦いなど、信玄や家臣が活躍した場面も描かれているのですが、信玄の死後、勝頼の代になって武田家が滅ぶところまでフォローされていました。滅んでいく様が悲しかったですね。滅亡まで含めて武田家ファンでした。信玄個人のファンってわけじゃないんだよねえ。
上杉謙信は敵ながらかっこいい人、織田信長はにっくき敵役でした。
その後、中学生になる頃には、なぜか「三国志」の方に行ってしまいます。横山光輝「三国志」の影響か、人形劇三国志の影響でしょうか。さらにナムコの「三国志」、光栄の「三國志」などファミコンのゲームにもはまって、吉川英治の『三国志』で孔明ファン、蜀びいきが決定づけられます。
しかし、ここで転機が訪れます。中学校の同級生宅でMSX(というPCが昔あった)で光栄の「信長の野望・戦国群雄伝」に出会うんですね。ころっとやられて戦国時代に戻ります。NHKの大河ドラマも「信長」だったような気がします。「群雄伝」の次の「武将風雲録」はマシン的な制約があってあまり遊んでいませんが、「覇王伝」のころには我が家にもPC(NECの98)が投入されて、どっぷりと「信長の野望」にはまることになり、信長ファンとしての下地が形成されていくことになります。
高校生くらいになって経済的にもやや自由度が増していくと、毎週のように本屋に通って歴史小説を読んだり買ったりしていましたね。司馬遼太郎ファンになったのもこのころです(当時はほかの作家の作品も読みました。いまは歴史「小説」は読みません)
インターネットはまだ存在していなかったので、ゲームと小説の影響が大きいですね。「三国志」はこのあと若干復帰することもありますが、基本的には日本史中心の歴史好きとなっていきます。
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地上波で3位決定戦やらないの?
ワールドカップ、オワタ\(^o^)/
決勝戦は月曜早朝なので最初から見る気がなかったのですが、
3位決定戦も見られないとは・・・。
もうハイライトでいいですw
ワールドカップ、オワタ\(^o^)/
決勝戦は月曜早朝なので最初から見る気がなかったのですが、
3位決定戦も見られないとは・・・。
もうハイライトでいいですw
まだワールドカップ、終わっていませんよw
応援していたドイツが負けたことが悔しいのだが・・・予想でタコに負けたことが悔しい・・・www
スペインの華麗なパスサッカーは日本も見習うべきなのか、そうでないのか(そもそも無理なのか)
さあ、オランダとスペイン、どちらが優勝しても初優勝ですが、その前に3位決定戦もお忘れなく。
あ、そう、日本と対戦したオランダに勝ってほしい? わかる気もします。
応援していたドイツが負けたことが悔しいのだが・・・予想でタコに負けたことが悔しい・・・www
スペインの華麗なパスサッカーは日本も見習うべきなのか、そうでないのか(そもそも無理なのか)
さあ、オランダとスペイン、どちらが優勝しても初優勝ですが、その前に3位決定戦もお忘れなく。
あ、そう、日本と対戦したオランダに勝ってほしい? わかる気もします。
・選挙の話1
どうも与党の過半数維持が微妙ということで、菅総理の発言がぶれてきました。麻生、鳩山のときの学習効果はないんでしょうか。言うことがぶれると支持率が下がり、支持率が下がるとまた言うことがぶれる。悪循環です。
日本の財政は危機的だ、歳出を減らして歳入を増やす、税金の議論は避けて通れない、これは当たり前の話。ギリシャのようになりたくなければ(わかりやすい例なのでそのためだけに使う)、増税せざるを得ません。いままで借金を重ねて豊かになってきたのですから、どこかで返さなければなりません。
ところで、各党のマニフェストなんて読んでいないので(すでにどこに投票するか決めている)、「景気回復」が優先、なんてマニフェストを掲げているところもあるのかないのかわかりませんが、はっきり言います。景気は回復しません。いまの状態が普通です(もちろんその中でもいい、悪いはある)。どこかの国のマネーが流れてきて首都圏の一部がバブルになる可能性はありますが、先にその国の不動産バブルがはじけるでしょう。「景気がよくなれば」なんて幻想は捨てることです。いまの状態が普通になります。
・選挙の話2
選挙権のある人はかならず投票に行きましょう。投票したい人がいなければ白票でもいいと思っています(これは人によりますが)。権利ですが、半ば義務です。投票しない人は結果をそのまま受け入れるということと同じです。結果を批判する権利はありません。
なぜ投票に行くかって、政治に対して批判する権利を確保するために行くんです。もちろん、変わってほしいというのもありますけどね。
・相撲の話
あまり書きたくない。
すでに書かれているように、相撲は日本の「国技」ではありません。そんなことはどこにも定めがありません(外国では「国技」を定めているところもある)。神事的な色彩もあるので国技と言われてきましたが、ある時期までは野球の方が国技じゃないかって感じもしますけどね。え、相撲は国技じゃないの、って思った方は調べてみてください。
だからというわけではありませんが、ここまできたらなくしちゃっていいんじゃないの、とまで思ってしまいます。NHKの生中継がなくなって、某親方が「(TVで見られなくなったら)取組を見に来る人が増えるかも」なんて、あさってな発言をしているようでは、根本的に(構造的に)おかしいと思います。暴力団を交えて役員が賭博やってました、なんて会社、潰れるよ。
まあ、貴乃花親方が理事に立候補したときに、一門を裏切って(という言い方が適当かどうか)貴乃花に投票した親方で今回、賭博に絡んでいたというのもいるようですから、この件は反貴乃花派のリークなのかな、って気もしますが、このへんは週刊誌的話題なので、興味のある人はそちらをどうぞ。
なくなっても何も困りません。
・熱血三国(4鯖)
史詩任務を極力進めないようにとは聞いていましたが、史詩任務が終わったら、県城を取れるようになるなんて、聞いてないYO!
史詩任務に進度があるというのは先週気付きましたが(遅すぎ)、県城(というか名将)争奪戦と関係があるなんてなあ。みなさん、大夫から進まないのはおかしいと思ってたんですけどね。
まだまだ兵力がそろっていませんし、兵力を増やすと兵糧が足りないという、ここにきて詰まり気味の展開。採石場なんて3個、製鉄所なんて4個あればいいじゃん!(ちなみに伐採場は7個くらいでいい。あと全部農地)
そして、かなり重税を課してきたつもりですが、金がないw
研究費用に100万以上、かかる時間が200時間以上って、1週間たっても完成しないじゃん!(射出の9級)
でも「過疎過疎なゲーム」をやっているよりは競っている感じがあって楽しいですネ!(まったく戻る気が起こらない・・・何をやるのも自由ですけどね)なんとか100位以内に戻りたい!
どうも与党の過半数維持が微妙ということで、菅総理の発言がぶれてきました。麻生、鳩山のときの学習効果はないんでしょうか。言うことがぶれると支持率が下がり、支持率が下がるとまた言うことがぶれる。悪循環です。
日本の財政は危機的だ、歳出を減らして歳入を増やす、税金の議論は避けて通れない、これは当たり前の話。ギリシャのようになりたくなければ(わかりやすい例なのでそのためだけに使う)、増税せざるを得ません。いままで借金を重ねて豊かになってきたのですから、どこかで返さなければなりません。
ところで、各党のマニフェストなんて読んでいないので(すでにどこに投票するか決めている)、「景気回復」が優先、なんてマニフェストを掲げているところもあるのかないのかわかりませんが、はっきり言います。景気は回復しません。いまの状態が普通です(もちろんその中でもいい、悪いはある)。どこかの国のマネーが流れてきて首都圏の一部がバブルになる可能性はありますが、先にその国の不動産バブルがはじけるでしょう。「景気がよくなれば」なんて幻想は捨てることです。いまの状態が普通になります。
・選挙の話2
選挙権のある人はかならず投票に行きましょう。投票したい人がいなければ白票でもいいと思っています(これは人によりますが)。権利ですが、半ば義務です。投票しない人は結果をそのまま受け入れるということと同じです。結果を批判する権利はありません。
なぜ投票に行くかって、政治に対して批判する権利を確保するために行くんです。もちろん、変わってほしいというのもありますけどね。
・相撲の話
あまり書きたくない。
すでに書かれているように、相撲は日本の「国技」ではありません。そんなことはどこにも定めがありません(外国では「国技」を定めているところもある)。神事的な色彩もあるので国技と言われてきましたが、ある時期までは野球の方が国技じゃないかって感じもしますけどね。え、相撲は国技じゃないの、って思った方は調べてみてください。
だからというわけではありませんが、ここまできたらなくしちゃっていいんじゃないの、とまで思ってしまいます。NHKの生中継がなくなって、某親方が「(TVで見られなくなったら)取組を見に来る人が増えるかも」なんて、あさってな発言をしているようでは、根本的に(構造的に)おかしいと思います。暴力団を交えて役員が賭博やってました、なんて会社、潰れるよ。
まあ、貴乃花親方が理事に立候補したときに、一門を裏切って(という言い方が適当かどうか)貴乃花に投票した親方で今回、賭博に絡んでいたというのもいるようですから、この件は反貴乃花派のリークなのかな、って気もしますが、このへんは週刊誌的話題なので、興味のある人はそちらをどうぞ。
なくなっても何も困りません。
・熱血三国(4鯖)
史詩任務を極力進めないようにとは聞いていましたが、史詩任務が終わったら、県城を取れるようになるなんて、聞いてないYO!
史詩任務に進度があるというのは先週気付きましたが(遅すぎ)、県城(というか名将)争奪戦と関係があるなんてなあ。みなさん、大夫から進まないのはおかしいと思ってたんですけどね。
まだまだ兵力がそろっていませんし、兵力を増やすと兵糧が足りないという、ここにきて詰まり気味の展開。採石場なんて3個、製鉄所なんて4個あればいいじゃん!(ちなみに伐採場は7個くらいでいい。あと全部農地)
そして、かなり重税を課してきたつもりですが、金がないw
研究費用に100万以上、かかる時間が200時間以上って、1週間たっても完成しないじゃん!(射出の9級)
でも「過疎過疎なゲーム」をやっているよりは競っている感じがあって楽しいですネ!(まったく戻る気が起こらない・・・何をやるのも自由ですけどね)なんとか100位以内に戻りたい!
「戦国人物紹介」
■甲斐武田氏2
また、武田家が人気になる理由の一つはある種定型化されたもので、三国志の蜀などにも通じる形だったりします。そこには、信玄自身が優秀な武将で、さらに武田二十四将と呼ばれる魅力的な家臣団がそろい(ちなみに、全員が一堂に会したことはない)、戦国最強と称されながらも、次の勝頼の代で滅んでしまうというカタストロフィ(悲劇)があります。
先に三国志の話をすると、劉備の評価は昔に比べると下がりました、というか、いまや一部では偽善者扱いですが、曹操や孫権(あるいは父の孫堅)のように初めから一族や家臣、豪族たちの協力があったわけではなく、劉姓の人物が一つの地方国家を作るまでになった(成り上がった)のですから、狡猾さがないはずがありません。
このあたりの再評価があって、現在の劉備の評価は一度下がってまた別のところで上がった形になっています。中国の地方政権とはいえ、徒手空拳の身から独立国家を築いて皇帝を称するまでに至ったのですから、その部分の評価はしなければなりません。
『三国志演義』自体を読んだことはなくても、演義ベースのメディアの影響を受けて、昔から蜀ファンは多いのですが、人気の一つは有名な武将が多いことでしょう。三国志を知っている人で、諸葛亮(孔明)、関羽、張飛などを知らない人はいませんし、演技では彼らが大活躍します。彼らの前では魏や呉の武将は引き立て役にすぎません。
それにもかかわらず、天下は取れず、滅んでいくところが(特に日本人には)人気になる理由の一つなのかもしれません。
武田家と三国志の蜀の人気の本質はまったく同じではないと思っていますが、共通するのは、優秀な武将(として描かれている)が数多くいながら、天下が取れなかった、というカタストロフィです。カタルシスを得ることができません。
武田信玄も劉備も孔明も天下を目指していながら、志半ばにして死んでしまいます。すっきりしません。もどかしささえ感じます。(劉備と孔明が天下を目指していたかどうかはあやしいが、少なくとも公には漢王室の復興を目指したことになっている。なお、孔明の北伐については後述)
信玄時代の強さ、華やかさが目立つだけに、滅んでいくさまが余計に悲しいのでしょう。源義経などもこのパターンで、戦にはめっぽう強く、彼以外が苦戦した平氏をいとも簡単に滅ぼすのですが、最後は兄の頼朝に嫌われて、奥州平泉まで逃れるも自害してしまいます。「判官びいき」という言葉もありますが、ただ弱いだけではダメで、強いところがなくてはなりません。「あんなに強かったのに」、落ちぶれて滅んでしまう、というのが本質にあります。武田家の場合は、信玄から勝頼と続く二代でこのストーリーを体現しています。最後に滅びるのがわかっているから、なおさら強い時代への思い入れが深くなるのです。

Copyright © 2010 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
コーエーの「戦国無双」でも仮面をつけていたが、隠しているのは業の深さか、虚ろか。
■甲斐武田氏2
武田家、というよりも信玄の人気は、のちに天下を取った徳川家が武田家の遺臣を多く召し抱えたこともあって、信玄を顕彰したことが大きく影響しています。
また、武田家が人気になる理由の一つはある種定型化されたもので、三国志の蜀などにも通じる形だったりします。そこには、信玄自身が優秀な武将で、さらに武田二十四将と呼ばれる魅力的な家臣団がそろい(ちなみに、全員が一堂に会したことはない)、戦国最強と称されながらも、次の勝頼の代で滅んでしまうというカタストロフィ(悲劇)があります。
先に三国志の話をすると、劉備の評価は昔に比べると下がりました、というか、いまや一部では偽善者扱いですが、曹操や孫権(あるいは父の孫堅)のように初めから一族や家臣、豪族たちの協力があったわけではなく、劉姓の人物が一つの地方国家を作るまでになった(成り上がった)のですから、狡猾さがないはずがありません。
このあたりの再評価があって、現在の劉備の評価は一度下がってまた別のところで上がった形になっています。中国の地方政権とはいえ、徒手空拳の身から独立国家を築いて皇帝を称するまでに至ったのですから、その部分の評価はしなければなりません。
『三国志演義』自体を読んだことはなくても、演義ベースのメディアの影響を受けて、昔から蜀ファンは多いのですが、人気の一つは有名な武将が多いことでしょう。三国志を知っている人で、諸葛亮(孔明)、関羽、張飛などを知らない人はいませんし、演技では彼らが大活躍します。彼らの前では魏や呉の武将は引き立て役にすぎません。
それにもかかわらず、天下は取れず、滅んでいくところが(特に日本人には)人気になる理由の一つなのかもしれません。
武田家と三国志の蜀の人気の本質はまったく同じではないと思っていますが、共通するのは、優秀な武将(として描かれている)が数多くいながら、天下が取れなかった、というカタストロフィです。カタルシスを得ることができません。
武田信玄も劉備も孔明も天下を目指していながら、志半ばにして死んでしまいます。すっきりしません。もどかしささえ感じます。(劉備と孔明が天下を目指していたかどうかはあやしいが、少なくとも公には漢王室の復興を目指したことになっている。なお、孔明の北伐については後述)
信玄時代の強さ、華やかさが目立つだけに、滅んでいくさまが余計に悲しいのでしょう。源義経などもこのパターンで、戦にはめっぽう強く、彼以外が苦戦した平氏をいとも簡単に滅ぼすのですが、最後は兄の頼朝に嫌われて、奥州平泉まで逃れるも自害してしまいます。「判官びいき」という言葉もありますが、ただ弱いだけではダメで、強いところがなくてはなりません。「あんなに強かったのに」、落ちぶれて滅んでしまう、というのが本質にあります。武田家の場合は、信玄から勝頼と続く二代でこのストーリーを体現しています。最後に滅びるのがわかっているから、なおさら強い時代への思い入れが深くなるのです。
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コーエーの「戦国無双」でも仮面をつけていたが、隠しているのは業の深さか、虚ろか。
■おまけコラム 孔明の北伐
諸葛亮(孔明)の北伐には別の側面がある、というかむしろその方が目的としては大きかった。
関羽の「暴走」によって荊州を失陥した時点で、孔明は天下統一、その前段階の天下三分の計をあきらめたと思うが、政権の正統性を確保すべく、蜀の国内向けに「漢王室復興」のパフォーマンスは必要であった。
一方で、北伐は超大国である魏に対する先制防御も兼ねていた。
「攻撃は最大の防御」というが、先制攻撃をおこなうことで、魏に防御態勢を取らせ、魏からの侵攻を防ぐことが目的である。そもそも、魏は蜀(という地域)を相手にしていなかったという事情もあるが。
孔明が後継者に指名しなかった姜維(人気は高いが)は特にこのあたりの事情を理解しておらず、北伐を繰り返して国力を擦り減らすという最悪の結果を招いている。国力を疲弊させずに戦争を継続した、というのは孔明の能力の非凡さを示すものだろう。
諸葛亮(孔明)の北伐には別の側面がある、というかむしろその方が目的としては大きかった。
関羽の「暴走」によって荊州を失陥した時点で、孔明は天下統一、その前段階の天下三分の計をあきらめたと思うが、政権の正統性を確保すべく、蜀の国内向けに「漢王室復興」のパフォーマンスは必要であった。
一方で、北伐は超大国である魏に対する先制防御も兼ねていた。
「攻撃は最大の防御」というが、先制攻撃をおこなうことで、魏に防御態勢を取らせ、魏からの侵攻を防ぐことが目的である。そもそも、魏は蜀(という地域)を相手にしていなかったという事情もあるが。
孔明が後継者に指名しなかった姜維(人気は高いが)は特にこのあたりの事情を理解しておらず、北伐を繰り返して国力を擦り減らすという最悪の結果を招いている。国力を疲弊させずに戦争を継続した、というのは孔明の能力の非凡さを示すものだろう。