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兵は拙速なるを聞くも、いまだ巧久なるを睹ざるなり(『孫子』)
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先の大戦は軍部や政治家だけが主導したものではなく、

マスコミの報道、そしてそれを煽った(煽られた、だけではない)民衆の存在というものがありました。

反戦を主張するような論調でもあれば、たちまち不買運動が展開されるありさまでした。


2年近く前に、ここで日本のプレゼンスが揺らいでいる、ということを書きましたが、

もはや低下していると言っていいでしょう。

(プレゼンスは存在感、あるいは、威信と言い換えてもいいかもしれません)

中共やロシアだけではなく、韓国にまで舐められる始末です。

「どじょう」は泥を塗られても平気なのかね。

無為無策であることは対立を避けることを意味しません。

将来においてさらに深刻な対立を招くことになります。


国の威信は、政治や経済、軍事といったものによって成り立つものですが、

目に見えるものではありません。

しかし、それを維持するには不断の努力が必要です。


さて、先にマスコミの話をしましたが、

今回の竹島や尖閣諸島の件で、テレビのニュースや新聞が大々的に取り上げて、

世論をどこかの方向へ導くかのような感はありません。

むしろ、なるべく扱いを小さくしようとしているかのようにすら感じられます。

先の大戦でマスコミは軍部の圧力で戦争を支持する記事を書いたわけではありません。

「目には見えない力」(それは軍部や民衆の存在だったのですが)が書かせたのですが、

今回、その力はどの方向に働いていくのでしょうか。


韓国に対して、宣戦布告するとか、国交を断絶するとか、

そういうことは思いませんが(相手と同じレベルに堕ちることになる)、

自分の国の威信を汚されて、どうも思わないのかね、この国の国民は。

敗戦と戦後教育のせいではありますが、

もっと自分の国に「誇り」を持ってもいいと思います。
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無題
まず自分の国だということを知る教育を受けていませんね
自国愛というものが今の若者(俺含む)には皆無なんでしょうね・・・
反省します・・・
重霧 2012/08/18(Sat)15:46 編集
無題
ありすぎるのも問題ですが、なさすぎるのも問題ですよね。そのさじ加減が難しいんでしょうね、特に自分で考えたがらない日本人の場合は。
Rakuna 2012/08/18(Sat)16:45 編集
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