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兵は拙速なるを聞くも、いまだ巧久なるを睹ざるなり(『孫子』)
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月9「鍵のかかった部屋」

「ライアーゲーム」の松山監督だから見てみました。

音楽が「007」っぽい。

原作があるのですが、「密室」を売りにしている割には、

第1話のトリックはトリックと言えるようなものではなかったし(詳しくは書かない)、

死体の動かし方(?)の方に焦点が当たっていました。

(そして、法医学の知識がなければ正解にたどり着けないのはフェアではない)


東野圭吾の「名探偵の掟」を読んだ後だからなのか、いまどき密室かよという気もします。

「名探偵の掟」にはこんなくだりがあります。

 同じ手品を何度も何度も何度も何度も見せられている気分である。違うのは種明かしだ。そして種明かしが違っても、驚きには繋がらない。美女が空中に浮かぶという手品を、種が違うからといっていくつも見せられたって飽きるだけである。
 ところが『密室』は性懲りもなく出てくる。
 いったいなぜなんだろうか。
 私は機会があれば読者の皆さんに伺ってみたいと思っている。あなた、本当に密室殺人事件なんか面白いんですかい。


完全密室なんてまずありえないわけで、「鍵のかかった部屋」の第1話も全然トリックと言うほどの密室とは言えません。

まあ、探偵役は探偵ではないので、密室の謎だけを解いて、犯人は推理しない、というのが少し変わっている点ですが、それでは視聴者が納得しないので、その道化役を弁護士と見習いが演じることになります。

ちょっとからかったかな。次も見ると思いますけどね。



要するに、タイトルの通りなんだけど、

出口から出て鍵をかけて密室にしました、なんてのは密室トリックでも何でもないんだよね。

当たり前の話。





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