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兵は拙速なるを聞くも、いまだ巧久なるを睹ざるなり(『孫子』)
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 教科書のような硬めの文章を書いていると肩がこりますし、読む方も疲れるでしょうから、たまに普通の文章をw

 みなさん、お父さん、お母さんの名前はご存知でしょうか。よほどの家庭の事情がない限りはご存知かと思います。では、お父さんのお父さん、お母さん、お母さんのお父さん、お母さんはどうでしょうか。戦前生まれの女性の名前だと覚えづらいかもしれません。私も母方の祖母の名前はすぐには出てきません。さらに、そのご先祖様となると難しいでしょう。

 自分はご先祖様に関心がなくても、将来、子供が自分のご先祖様に興味を持つことは十分にあり得ることです。そのときにご先祖様の名前が出てこないというのは恥ずかしいことではないでしょうか(最近はこういう話をすると、結婚しないし子供も作らないからいい、という人も増えてきましたがw)。

 さて、ご先祖様を調べるときに、重要な資料となるのが「戸籍」です。過去帳だと通常は命日しかわからないので系図的なつながりがわからないかもしれません。俗名が書いていなくて法名だけだとなおさらわかりません。

 お役所に行くと戸籍謄本がもらえるのですが(有料)、「相続の関係で調べていまして・・・」とか適当なことを言うと、さらにさかのぼってもらえるでしょう。ここで注意しておくのは、いまの戸籍には保存年限があるということです。だいぶ電子データ化されてきましたが、紙ベースの古い戸籍は一定の年数がたつと捨てられてしまうことがあるんですね(除籍簿に入った戸籍は80年しか保存義務がなく、すでに一部のお役所では廃棄が始まっている)。そうなると、物理的にさかのぼれなくなってしまいます。思い立ったらなるべく早く戸籍をさかのぼって取得しておくことをお勧めします。また、戸籍は何度か改正になっていることがあるので、その場合は改正前原戸籍(はらこせき)を取得しましょう。市町村や都道府県を越えて取得する必要が出てきた場合には、司法書士に依頼するのも一つの方法です(有料)

 意外なところに自分のルーツがあるかもしれません。この先はまた調べ方がありますが、それはまたいずれかの機会に。
 
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もうすぐ明治時代が終わって100年になるのかw
穿った見方wwをすれば、
戦国時代は戸籍が存在しなかった時代とも言えるよね。
それ以前は形骸化してたけど律令は残ってたし、江戸時代に入れば、、、ってのは「いずれの機会」の話かなwww?(ヒントらしきことは書いてあるけど)

そういえば住基ネットってどうなったんだろうwww?
ぼっこ 2010/05/05(Wed)15:03 編集
無題
某社の社長室のカレンダーが面白くて、昭和85年、大正99年って書いてたんだっけかなw

一昨年、100歳近くで亡くなった父方の祖母がぎりぎり明治の生まれでしたから、もうそれくらいかとw

中国、朝鮮には戸籍があって欧米やそのほかの地域にはないのよね(ある意味、唐の影響をまともに受けた地域だけか)。日本では670年に庚午年籍(こうごねんじゃく)ができるけど、そのうち消えてしまう。

戦国時代になると、自分は誰の子孫とか勝手に言いだしちゃうし、家が滅んでさかのぼれないのもいっぱいあるw

江戸時代になって幕府が各大名に「各家の系図を提出せよ」と言ったときに「藩祖の父以前は失われていてわかりません」と正直に言ったところはまだいい方で、源頼朝や藤原の某にくっつけた例なんてのは山ほど見かけます。

住基ネットはいまも普通にあるよ(って書き方が妙ですが)
Rakuna 2010/05/05(Wed)16:41 編集
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