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兵は拙速なるを聞くも、いまだ巧久なるを睹ざるなり(『孫子』)
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たまに試験的に論理的な文章が書きたいと思っただけで、ご意見は受け付けていません、あしからず。カテゴリーとしては、婚活においての話になります。世間一般に還元してもいいと思いますが。

婚活において、要するに、まだそれほど親しくなく、相手の嗜好もよくわかっていない中で、「どんな本を読みますか?」 という質問はセーフ(というか十分あり得る)だと思いますが、「どんな音楽を聞きますか?」 は地雷(になりえる可能性が高い)ですよね。例えば、私はPerfumeが好きですが、あのテクノは絶対ダメ、受け入れられないという人は少なくないと思いますし、逆に私は男性の裏声が苦手なので、ビジュアル系の類はダメです。これいいから、って聞かされても寒気がするだけで、永遠に受け入れることはありません(耐えられない)
 
これは、要するに、話の対象とするカテゴリーの数(多さ)から来ているのだと思います。音楽も邦楽と洋楽、ポップスとクラシックなどと大まかにカテゴライズすることはできますが、これらは、どんな音楽を聞きますか、の答えとしては適当ではありません。この手の質問は、どのジャンルの音楽を聞くかというよりも、どのアーティストの音楽を聞くかという問いで、その答えというのはそれこそ無限にあって、この種の会話の前提にある、共通点、あるいは共感を探すのにはまったく不適当と言うしかありません。
 
一方で、どんな本を読みますか、の答えは作家であっても構いませんが、ジャンルであっても構いません。森博嗣(もう書かなくなってしまったけれど)は読まなくても、東野圭吾を読むとすれば、推理小説ネタで共通点が見つかるでしょうし、東野圭吾も推理小説だけを書いているわけではありません。作品名を出さなくても、マンガを読むと言えば、意外ですね、と言われつつも共感を得られることもあるでしょう(マンガは例外的と言える、これは後半述べる)
 
音楽というのは、ジャンルの話をしても、最後は個別のアーティストの話に落とし込まないと共感は得られない可能性が高いのですが、反感、と言わないまでも共感を得られないリスクも高いと思われます。本の場合は、いきなり最初から好きな作家や作品名をピンポイントで言わないでしょうが、ジャンルだけでも共感は得られます。
 
突き詰めると、音か文字かの話で、音楽は受動的に聞くこともあります。Perfumeは聞かない、という人であっても、ラジオやCMでPerfumeの音楽を聞いたことがあるかもしれません(だから、嫌いという人も出てくる)。しかし、本の場合は、読まない人の本はまず目にすることがありません。能動的に、自分で読もうと思わない限り、読むことはありません。嫌い、ではなく、知らない、読んだことがないということになります。この点、マンガにおいては、読んだことがなくても内容はなんとなく知っているということがあるので、それなりに共感を呼ぶ可能性は高いと言えます。
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