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兵は拙速なるを聞くも、いまだ巧久なるを睹ざるなり(『孫子』)
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「坂の上の雲」最終回。

最後は淡々と終わりましたね。


日本海海戦は30分しかもちませんでしたね^^;

これほどまでにリアルな海戦の描写は初めて見ました。

戦術の巧拙を競うような戦いではありませんから、

時間が短いのは仕方がないと思います。

それだけ日本が圧勝、いや完勝したということです。

日本が勝つことがわかっていて、実際に勝つわけですから、

見ていて気持ちよくなるのですが、

そういう部分だけではなく、戦争の負の部分(要は人と人の殺し合い)、

凄惨なシーンまで見せたのは評価できます。

それでなければ、ただの戦争賛美になってしまいます。

そこは脚本家も苦しんだところかもしれません。

(ちなみに脚本を手がけたのは野沢尚だが、本作は未完のまま自殺している)


最後は阿部寛の老人メイクだけ印象に残っちゃったなあw


秋山兄弟以外の人物がどうなったかは、各自の宿題ですが、

児玉にしろ、秋山兄にしろ、「これからはどうなる」と問うていたのが

これからの日本の不幸を暗示しているというか。

戦国や幕末、明治など多くの作品を残してきた司馬遼太郎ですが、

太平洋戦争については多くを語っていません。

そこも思わせる最後でしたね。

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無題
結局は勝利してしまった為に日露戦争の反省点を生かせないまま太平洋戦争に突入してしまったというところでしょうかねぇ
陸軍と海軍の摩擦だとか兵士の人命軽視とか・・・
ムール 2011/12/27(Tue)18:06 編集
無題
軍人、官僚、メディア、財界などが戦犯としてあげられますが、民衆もそうでしょうね。
最後に日比谷焼き打ち事件をやっていましたが、あのへんからすでにおかしくなる兆しがありましたし。
日本海海戦で、日本海軍(のみならず沿岸住人も)はロシア海軍の水兵を救出したという話も取り入れてほしかったのですが。このあたりまではまだ、世界で模範となるべき行動を示す、という意識が軍人だけでなく民衆にもあったはずなのですが・・・。
Rakuna 2011/12/27(Tue)19:07 編集
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