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兵は拙速なるを聞くも、いまだ巧久なるを睹ざるなり(『孫子』)
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今日から始まるNHK「坂の上の雲」の第三部。

今日は「旅順総攻撃」ですが、旅順と言えば、二〇三高地。

二〇三高地と言えば乃木、となります。


乃木希典(まれすけ)。乃木大将、聖将などとも呼ばれますが、

その乃木を、司馬遼太郎は『坂の上の雲』で凡将(というか愚将)扱いし、

児玉源太郎を評価したことから、少なからぬ批判を浴びました。


ただまあ、旅順攻撃の乃木を見るに凡将、というか愚将という評価は正しく、

彼は「近代」・・・それはコンクリートに覆われ、機関銃で武装された「要塞」

というべきものでしたが・・・その前に呆然と立ち尽くし、

無為無策のまま、数多の兵を突撃させて殺したのです。


平成の世になって、どのような乃木将軍が描かれるのか楽しみなところです。
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要塞戦は守備側が有利
乃木希典でよく議論されることなんですけど
乃木希典自身あまり奇策を用いるタイプでもないですし当時の日本の装備状況だと(戦車や航空機の無い時代でろくな補給もない)消耗戦を挑むのは当時の戦術としては定石だったんだと思います。
以上のことから名将ではないにしても愚将まではいかないかなぁと
実際、あの戦力差で多大な被害は出したとはいえ最終的に落とせたのは奇跡だと思いますよ
まー物語ですし脚色した部分もあるでしょうからフィクションとして見ないとねw
近代戦術語りだすと長くなるのでここらへんで・・・w
ムール 2011/12/05(Mon)15:56 編集
限界
将才(指揮官としての才能)は評価しませんが、精神の高潔さとかね、この人独特のものがあるので嫌いではないんですよね。
ああ、やっぱり乃木大将、と思って「坂の上の雲」を見ながら泣くわけですよ。これだけ将兵を殺して「将たりえる(指揮官として居続ける)」のはこの人しかいないんだなあと。明治天皇も最後まで更迭の進言を拒否しましたし、のちに乃木は学習院の院長となりますが、幼いころの昭和天皇にも慕われ、精神的にも大きな影響を与えました。
「坂の上の雲」の実質的主人公は日本海海戦で東郷平八郎の参謀をやった秋山真之ですが、今回のドラマで「旅順総攻撃」「二〇三高地」の二話分を占めるんですから、さすが乃木大将、と。軽くは扱えません。
戦術の話をしておくと、最後は28センチ砲が制したのでずいぶんと殺し過ぎたのではないかなあとは思います。ここは来週のドラマにてw
海軍と陸軍の対立や、陸軍内部での対立など、乃木に不利な部分も多々あったんですがね。この時代の人としては限界があったのかもしれません。
Rakuna 2011/12/05(Mon)21:39 編集
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