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兵は拙速なるを聞くも、いまだ巧久なるを睹ざるなり(『孫子』)
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天皇家は男系男子が継承することが天皇家自体の代々のルールです。それを外れてはもはや天皇家ではなくなってしまいます(一時避難的な男系女子の女帝は否定しない、過去にも例がある)。皇室典範に「男系男子が継ぐ」と明文化されましたが(明文化されると変えられる可能性、危険性が生じる)、それ以前から男系男子と男系女子以外の天皇は存在しません。女系男子は天皇にはなれません。それが天皇になるようなことがあれば、もはやこれまでの天皇家とは異質の存在になってしまいます。女性天皇容認の論議にはこの脈絡と受け継がれてきた部分の認識が薄いと思われます。男女同権の時代ですが、二千年以上続いてきた伝統を論じるのに、現在の意識を持ってくるのは正しいとは言えません。
 
さて、政府(といっても宮内庁)が「女性宮家」なるものの創設を検討しているという報道がありましたが、これには反対です。たしかに、皇族の減少は皇統の維持にかかわる問題で、もしかすると、四十年後には悠仁親王殿下以外の皇族はいなくなるかもしれません。こうなった場合に、誰が公務をするのかという問題は当然生じてきます。
 
といって、女性皇族が結婚をして皇統譜(我々で言うところの戸籍)を出ても、女性宮家として公務に携わるというのはいかがなものでしょうか。皇族が少ないと言うならば、旧宮家を復活させればいいのです。旧宮家には成人した男子もいますし、皇位継承の問題も解決します。宮家維持の費用が問題となるのかもしれませんが、安易に「女性宮家」なるものを創って何とかしようという宮内庁の意図が透けて見えます。宮内庁も宮内省から変わってからは皇族を監視するような組織に堕してしまいました。嘆かわしいことです。
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