兵は拙速なるを聞くも、いまだ巧久なるを睹ざるなり(『孫子』)
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今回は微妙な問題については深入りを避けますが。
昨日のロイヤルウェディングを眺めつつ。
「日本の天皇陛下と英国の女王陛下はどちらが格上なのだろうか・・・」
英国は女王(王)であって、Queen(King)なんですよね。
決して皇帝、Empress(Emperor)ではありません。
格としては王よりも皇帝の方が格上なわけです。
日本の天皇は一般的にEmperorだとされていますが、
実は、現在の世界ではEmperorは日本の天皇しかいないのです。
だからといって、誰が一番偉いとかいうのは、ナンセンスな話ではあります。
もう一つ、皇帝か王かは別として、
日本も英国も立憲君主制(であるとともに議院内閣制)として似たところがあって、
少なからずシンパシーを感じます(日本が立憲君主制かどうかについては議論がある)
挙式費用が推定約27億円、これに警備費が約7億円だそうですが、
内心どう思っているのかはともかく(何にこんなにかかるのか?)、
今回の挙式がおおむね好意的にとらえられていることについては、
同じ王室(皇室)を持つ日本人としては安堵しているところがあります。
大統領制のようなものも悪いとは思いませんが、
古くから残っているものを大事にしてもいいと思いませんか。
首相や東電社長が被災地を訪問しても罵声を浴びるだけですが、
両陛下が訪問されて、それで元気づけられる人も多いわけですよ。
皇室の方々だからこそできる役割もあるのだと思います。
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