兵は拙速なるを聞くも、いまだ巧久なるを睹ざるなり(『孫子』)
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前のサイトで23人+リクエスト2人の25人まで扱った「戦国人物紹介」の続きです。
前のサイトでは実験的に(カテゴリー的にも文章的にも)始めたものですが、
ここではそのまま続きを書くのではなく、少し再構成をしてみたいと思います。
さて、歴史や漢文の勉強をされた方なら覚えていらっしゃる方もおられると思いますが、
歴史を書くにあたっては二つの形式があります。
一つは「編年体」です。物事が起こった年代順に歴史を記述していく形式で、
中国の史書では『春秋』や『資治通鑑』(しじつがん)が代表とされます。
もう一つは「紀伝体」で、皇帝のことを記した「本紀」と重要な人物の伝記である「列伝」を
中心に歴史を記述していく形式です。司馬遷が書いた『史記』は史書の最高峰とされ、
以後、中国の正史では紀伝体式の記述が中心となっていきます。
『三国志』も紀伝体式の記述となっています。
ただ、紀伝体では人物の描写が中心になるため、時系列で出来事を把握することは
難しくなります。日本では『日本書紀』などは編年体での記述となっています。
「戦国人物紹介」もその名の通り、人物中心の記述となりますが、時代ごとの動きも
とらえていきたいので、古い時代の人物から順番に書くようにしたいと思います。
なお、「戦国時代」というと、一般的に応仁の乱(1467-1477)以後から、
室町幕府の滅亡(1573)までの約百年間を指しますが、「戦国人物紹介」では、
それ以後の大坂の陣(1615)までの人物を対象としたいと思います。
100人書いて、最後を信長、秀吉、家康で締められればいいですね。
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