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兵は拙速なるを聞くも、いまだ巧久なるを睹ざるなり(『孫子』)
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仕事で、何をしていいかわからない、

というのは困りますよね。

包丁を握りしめたまま、たまねぎの前で固まる、

料理ができない男子の気分。


机の前で固まる新入社員、

お取引先の玄関前で固まる新入社員、

上司の前で固まる新入社員、

ある意味、トラウマかもしれません。


わかっている仕事は、

いかに速度を上げて、

効率を上げて、

完成度を上げて、

仕上げるかですから、

「どうやるか」についてはあまり考えていません。

「どうするか」は考えていますが。

表現にするとわかりにくいですね。


自転車に乗れる人は、

どうやって進むかなんてことは考えていなくて、

勝手にペダルをこいで、

進みたい方向にハンドルを向けて、

進んでいくわけです。

速く進みたければ、

一生懸命ペダルをこげばいいですし、

近道をした方が目的地には早く着くかもしれません。


自転車に乗ったことのない人は、

そもそもどうしたらいいかわかりません。

これはきっと「マニュアル」を見てもわかりません。

「畳の上の水練」のようなものです。

実際に体を動かしてみなければ、

「感覚」はわかりませんし、

身にもつきません。


自転車や水泳はともかく、

少なくとも自分の場合、

仕事は最終的には誰かに引き継ぐことを意図(意識)していて、

新しい仕事を覚えていくのと同時に、

次に誰かに引き継ぐことを同時に考えているわけです。


それゆえに、引き継がなくてもいい仕事、

そういう仕事、仕事をしている人は、

ある意味、羨ましく思うこともあります。

(反対に思う人もいるでしょうけどね)


そうなると、

いかに簡単にするか、

誰でもわかるようにするか、

ということを考えていくわけです。


百戦錬磨の、自分よりも経験のある人に引き継ぐのならいいのですが、

そう恵まれたことはめったにないことで、

普通は、自分よりも経験の少ない若い人に引き継ぐことになります。

一から十まで、つきっきりで、

あるいは、

口を開けて餌を待っているひな鳥に餌を与えるような…

そんなことは(おもに時間的な)制約があってできません。


結論だけを残しても、理解できませんから、

過程(プロセス)も残して、

それを見て理解してほしいと思いますけどね。

(残す人のエゴかもね)


前にも書きましたが、

それにしても、先人のプロセスが残っていないことが大半なのは、

同じレベルに達するまで相当の時間がかかりますよね。

これは組織としては大きなロスだと思います。


脈絡がありませんが、きりがないので。
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