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兵は拙速なるを聞くも、いまだ巧久なるを睹ざるなり(『孫子』)
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今週の「クローズアップ現代」で、伊藤若冲の作品を集めている外国人を取り上げていましたが、

その中で「日本絵画のコレクターは孤独な職業(だった)」という発言は印象深かったですね。

いまでは評価されていますが、何十年も前のアメリカでは評価されなかったようです。

それはそれとして、

コレクター、美術品のコレクターは「収集家」ではなく、「蒐集家」とも書きます。

ゴミを集めるのは「収集」なのですが。

ともかく、コレクターを「職業」として認識しているのが興味深かったですね。


蒐集した作品を売ることがないとすれば、蒐集すること自体で収入は得られませんから、

別に収入が必要になります。あるいは、よほどの資産家か。

あまり価値が認められていなかったとすれば、

対価は低かったのかもしれませんが、

(それゆえに、世には出ておらず)蒐集することに苦労したことが想像されます。

それなりの数や価値を満たしたコレクションであれば、

展示することで、相応の収入を得られたのかもしれませんが…。


こういう仕事(?)を「職業」と考えるのが面白いですね。



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