兵は拙速なるを聞くも、いまだ巧久なるを睹ざるなり(『孫子』)
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「坂の上の雲」最終回。
最後は淡々と終わりましたね。
日本海海戦は30分しかもちませんでしたね^^;
これほどまでにリアルな海戦の描写は初めて見ました。
戦術の巧拙を競うような戦いではありませんから、
時間が短いのは仕方がないと思います。
それだけ日本が圧勝、いや完勝したということです。
日本が勝つことがわかっていて、実際に勝つわけですから、
見ていて気持ちよくなるのですが、
そういう部分だけではなく、戦争の負の部分(要は人と人の殺し合い)、
凄惨なシーンまで見せたのは評価できます。
それでなければ、ただの戦争賛美になってしまいます。
そこは脚本家も苦しんだところかもしれません。
(ちなみに脚本を手がけたのは野沢尚だが、本作は未完のまま自殺している)
最後は阿部寛の老人メイクだけ印象に残っちゃったなあw
秋山兄弟以外の人物がどうなったかは、各自の宿題ですが、
児玉にしろ、秋山兄にしろ、「これからはどうなる」と問うていたのが
これからの日本の不幸を暗示しているというか。
戦国や幕末、明治など多くの作品を残してきた司馬遼太郎ですが、
太平洋戦争については多くを語っていません。
そこも思わせる最後でしたね。
最後は淡々と終わりましたね。
日本海海戦は30分しかもちませんでしたね^^;
これほどまでにリアルな海戦の描写は初めて見ました。
戦術の巧拙を競うような戦いではありませんから、
時間が短いのは仕方がないと思います。
それだけ日本が圧勝、いや完勝したということです。
日本が勝つことがわかっていて、実際に勝つわけですから、
見ていて気持ちよくなるのですが、
そういう部分だけではなく、戦争の負の部分(要は人と人の殺し合い)、
凄惨なシーンまで見せたのは評価できます。
それでなければ、ただの戦争賛美になってしまいます。
そこは脚本家も苦しんだところかもしれません。
(ちなみに脚本を手がけたのは野沢尚だが、本作は未完のまま自殺している)
最後は阿部寛の老人メイクだけ印象に残っちゃったなあw
秋山兄弟以外の人物がどうなったかは、各自の宿題ですが、
児玉にしろ、秋山兄にしろ、「これからはどうなる」と問うていたのが
これからの日本の不幸を暗示しているというか。
戦国や幕末、明治など多くの作品を残してきた司馬遼太郎ですが、
太平洋戦争については多くを語っていません。
そこも思わせる最後でしたね。
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チャングン(将軍)様が亡くなるとは・・・。
金正日朝鮮労働党総書記・国防委員会委員長については、
2008年頃から健康悪化説が出ていましたから、
いずれ近いうちに亡くなるだろうとは思っていましたが、
今年、しかも急死するとは思っていませんでした。
(発表では地方巡察中、過労による心筋梗塞で急死)
北朝鮮は、金日成主席の生誕100年、金正日総書記の生誕70年、
金正恩氏の生誕30年(ただし、これはあやしい)、を迎える来年、
2012年を「強盛大国」への年と位置付けて重視していました。
それを待たずして死んでしまうとは、ちょっと驚きました。
今後は三男の正恩氏を中心とした集団指導体制に移ることが考えられますが、
正恩氏はいまだ二十代と言われ、体制移行への時間も十分でなく、経験も不足しています。
鍵を握る軍の支持を得ていると言われますが、どうなるかは注視が必要です。
これからまた、歴史の変わる瞬間、瞬間を目撃することになるかもしれません。
金正日朝鮮労働党総書記・国防委員会委員長については、
2008年頃から健康悪化説が出ていましたから、
いずれ近いうちに亡くなるだろうとは思っていましたが、
今年、しかも急死するとは思っていませんでした。
(発表では地方巡察中、過労による心筋梗塞で急死)
北朝鮮は、金日成主席の生誕100年、金正日総書記の生誕70年、
金正恩氏の生誕30年(ただし、これはあやしい)、を迎える来年、
2012年を「強盛大国」への年と位置付けて重視していました。
それを待たずして死んでしまうとは、ちょっと驚きました。
今後は三男の正恩氏を中心とした集団指導体制に移ることが考えられますが、
正恩氏はいまだ二十代と言われ、体制移行への時間も十分でなく、経験も不足しています。
鍵を握る軍の支持を得ていると言われますが、どうなるかは注視が必要です。
これからまた、歴史の変わる瞬間、瞬間を目撃することになるかもしれません。
奉天会戦まで一時間近く堪能しましたけど、
やっぱり日本海海戦はいいですなあ。
作中でも解説していましたが、
「天気晴朗なれども浪高し」は近代の名文の一つだと思います。
「皇国の興廃この一戦にあり、各員一層奮励努力せよ」のZ旗も好きですけどね。
敵前回頭の「東郷ターン」から丁字(ていじ、かつてはT字とも言われた)戦法が
始まったところで次回。
(小説の)再現度の高さに泣きっぱなしです(笑)
やっぱり日本海海戦はいいですなあ。
作中でも解説していましたが、
「天気晴朗なれども浪高し」は近代の名文の一つだと思います。
「皇国の興廃この一戦にあり、各員一層奮励努力せよ」のZ旗も好きですけどね。
敵前回頭の「東郷ターン」から丁字(ていじ、かつてはT字とも言われた)戦法が
始まったところで次回。
(小説の)再現度の高さに泣きっぱなしです(笑)
十二月ともなれば、どこかの放送局で『忠臣蔵』をやるのが恒例ですが、この「忠臣蔵」というのは、もとは『仮名手本忠臣蔵』の略で、これは浄瑠璃や歌舞伎の作品名になります。正式な歴史用語ではありません。浅野内匠頭(たくみのかみ、名は長矩。秀吉に仕えた浅野長政の子孫)の刃傷(にんじょう)から赤穂浪士の討ち入り、切腹までの一連の過程は「赤穂事件」と呼びます。討ち入りは発生当時から現代に至るまで壮挙とされていますが、浪士たちが実際にやったことと言えば、犯罪行為に過ぎません。
住居侵入罪、器物損壊罪、殺人罪、傷害致死罪、傷害罪、それから死体損壊に死体遺棄。あくまでも現在の刑法に照らせばですが。
当時の幕府内でもどういう評価を与えるか、意見は二分しました。忠義の鑑(かがみ)と称賛する声もあれば、(忠義のように見えるが)犯罪者という声もありました。最終的には徳川綱吉が裁定したと言われています。
住居侵入罪、器物損壊罪、殺人罪、傷害致死罪、傷害罪、それから死体損壊に死体遺棄。あくまでも現在の刑法に照らせばですが。
当時の幕府内でもどういう評価を与えるか、意見は二分しました。忠義の鑑(かがみ)と称賛する声もあれば、(忠義のように見えるが)犯罪者という声もありました。最終的には徳川綱吉が裁定したと言われています。
乃木で二話やっちゃったよ、と昨日の「坂の上の雲」の話ですが。
どうしてもボリューム的にそうなるよね。
「旅順総攻撃」「二〇三高地」で二話。
「旅順総攻撃」の、数分間ナレーションなしで、
ひたすら突撃を描いているシーンが凄絶でした。
戦争ってのは極言すれば人と人の殺し合いですからね。
現代は兵器になっちゃってるんだろうけど。
(「人」の存在をあえて意識させないようになっていっている)
これで残り二話。
来週は「敵艦見ゆ」で、最後は「日本海海戦」なんですが、
秋山好古(お兄さんの方、阿部寛)の騎兵隊が活躍する奉天会戦は
どこでやるんだろうか・・・。
あとは、大山巌(米倉斉加年、まさかね)がいいですね。
西郷隆盛のいとこに当たる人物で、我々がよく知る西郷の肖像画、
あれは西郷の弟従道と大山巌をモデルにしたと言われています。
(いまのところ、西郷の写真や肖像画の類は一切確認されていない)
薩摩の代表的な大将のスタイル(と言っても、西郷隆盛くらいしか知りませんが)
である、茫洋(あるいは鷹揚)とした感じをした大人物で、
「坂の上の雲」ではこのあたりのイメージがよく出ています。
殺気立った戦場ではこの少しボーっとした感じがいい方向に出たようです。
奥さん(後妻)は会津藩士の娘である捨松(すてまつ)、
津田梅子らとともに幼くしてアメリカに留学した女性です。
戊辰戦争では敵味方に別れていたのに、くっついちゃうのが不思議なところ。
どうしてもボリューム的にそうなるよね。
「旅順総攻撃」「二〇三高地」で二話。
「旅順総攻撃」の、数分間ナレーションなしで、
ひたすら突撃を描いているシーンが凄絶でした。
戦争ってのは極言すれば人と人の殺し合いですからね。
現代は兵器になっちゃってるんだろうけど。
(「人」の存在をあえて意識させないようになっていっている)
これで残り二話。
来週は「敵艦見ゆ」で、最後は「日本海海戦」なんですが、
秋山好古(お兄さんの方、阿部寛)の騎兵隊が活躍する奉天会戦は
どこでやるんだろうか・・・。
あとは、大山巌(米倉斉加年、まさかね)がいいですね。
西郷隆盛のいとこに当たる人物で、我々がよく知る西郷の肖像画、
あれは西郷の弟従道と大山巌をモデルにしたと言われています。
(いまのところ、西郷の写真や肖像画の類は一切確認されていない)
薩摩の代表的な大将のスタイル(と言っても、西郷隆盛くらいしか知りませんが)
である、茫洋(あるいは鷹揚)とした感じをした大人物で、
「坂の上の雲」ではこのあたりのイメージがよく出ています。
殺気立った戦場ではこの少しボーっとした感じがいい方向に出たようです。
奥さん(後妻)は会津藩士の娘である捨松(すてまつ)、
津田梅子らとともに幼くしてアメリカに留学した女性です。
戊辰戦争では敵味方に別れていたのに、くっついちゃうのが不思議なところ。