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兵は拙速なるを聞くも、いまだ巧久なるを睹ざるなり(『孫子』)
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「入るを図って出ずるを制する」
 
1月に車検、2月に婚活(の入会金+3か月分の活動費)と物入りが続きましたが、3月は株で少しもうかったので(売った後の株価は見ない方がいい)、平日飲みに行かなければ財政状況は改善しそうです。週3、週4で飲みに行くとかなんだったんだろう…(ただし、その時の方が健康だった気はする)
 
いまは季節の変わり目なのか、先週末には熱が出て寝込みましたし、今週は咳が止まりません(歯ブラシをくわえるのもきつい)。くしゃみと鼻水も止まりません。もしかしたら花粉症かも?
 
昨日、帰りのJRでハードカバーの『逆説の日本史18幕末年代史編I』を一気読みしてしまいました。黒船来航前後の外交史の部分が多いのですが、現代にも共通する部分が多々あります。いまも昔も日本人は外交オンチです。なんでだろうかね。

まあ、外交が下手でも内政がうまいのかっていうとそんなこともありませんが。利益配分しているだけで、政治というものはないし、民主主義の担い手である市民も育っていない。民主主義の皮をかぶった社会主義といってもいい。
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今年に入ってから、「仕事のぼやき」と「婚活」のカテゴリーを増やしまして、ブログにも活気が出てきたかなと思っております。みなさまのおかげです。ありがとうございます。歴史の記事にもどんどんコメントしていいんだからね!(笑)

ツイッターで書いてみた、上杉景勝・毛利輝元の、関ヶ原で負けた二人の比較をやっていたら面白くなってしまって、ついでに関ヶ原の戦いの政治的な意義についての下書きまでできてしまって、歴史って楽しい、といまさらながらに思った次第です。

以下はツイッターからの転載(一部改編)

関ヶ原の戦いで大きく領地を減らしたのが上杉景勝と毛利輝元だが、どちらの評価が高いかというと、多くの人が上杉景勝と答えるだろう。かたや、関東に義を唱えた上杉謙信の、かたや中国に覇を唱えた毛利元就の、それぞれ後継者である。最終的にはどちらも三十万石程度の大名に収まった。

それぞれの性格や置かれた環境、補佐する人物の存在など、様々な要素が考えられるが、景勝は義を貫いて家名を守ったと賞賛されるし、輝元は元就の代からの領地を一代で失ったと非難されることが多いだろう。潔さと不甲斐なさ(人の良さ)、それぞれの取った行動がどのような印象を与えるかも評価に影響するだろう。

…続きを書きたくて仕方がないのですが、これ以上は下調べが必要になりますので、あらためて。最初から文献を片手に、調べながら書いていくのもいいのですが、何も見ずに(そらで)ダダダーっと大まかな文章だけ作ってしまって、そこに肉を付けていくというか、調べながら付け足していくというのもまた楽しいことでして。「戦国人物紹介」はだいたいこの二通りの書き方で構成されています。この人物についてこれは書かなくちゃ、とインスピレーションが湧く場合が多いのですが、この人物は紹介しなければいけない重要な人物だけれど、何を書いたらいいものか、と悩むことも少なくありません。逆に、小早川隆景みたいに、どこから書いても楽しいって人も中にはいますけどね。その楽しさを伝えきれない私の文章の拙さが残念ではあります。

話を戻すと、毛利輝元は北条氏政あたりと比べても面白いんじゃないでしょうか。北条氏の出自は、いまは中央の伊勢氏の流れをくむ名門となっていますが、関東に出てからは「北条」を称したことからしても成り上がりですしね。毛利氏ももとは安芸の国人領主の一つに過ぎませんでした(ほかにも似たような領主がたくさんいた)

有能な当主が出ても、次も有能かどうかってのはわからない。北条氏は名君と言えるような当主が三代続きましたが、これはこの時代に限らず非常に珍しいことです。徳川将軍家だって、三代目はアレだしねw

武田信玄も偉大な人物ですが、彼の時代に(それ以前からのものもある)内包した矛盾が次の代で噴き出すのですから、この部分は割り引いて評価しなければなりません。
歴史小説は学生の時代はよく読んでいましたが、

あれはあくまでフィクションなので。

いまは研究書の類の新書をよく読みます。


『長篠の戦い 信長の勝因・勝頼の敗因』 藤本正行 洋泉社歴史新書y 840円+税

「信長の戦争」三部作の第二弾。

1993年の『信長の戦国軍事学』は衝撃でしたね。あの頃はネットもなくて、手に入れること自体苦労しました。いまは講談社学術文庫で『信長の戦争『信長公記』に見る戦国軍事学』として、改題、文庫化されているので、手に入りやすいでしょう。おすすめ。

天才信長が新兵器の鉄砲を大量動員して、凡将の勝頼が率いる武田騎馬隊を完膚なきまでに叩きのめしたというのは完全な誤解。信長という人は桶狭間できわどい勝ち方をしていますが、それ以外はほとんど物量に物を言わせて、戦略的にすでに勝ちを得るという戦い方をする人で、非常に常識的・合理的な人間です。長篠の勝因は鉄砲だけではありません(さすがに最近は「鉄砲三千丁の三段撃ち」を言う人はいなくなったが)

『本能寺の変 信長の油断・光秀の殺意』 藤本正行 洋泉社歴史新書y 860円+税

「信長の戦争」三部作の完結編。

世の謀略説を唱える人はいい加減に妄説をひっこめた方がいいと思うのですが、『信長は謀略で殺されたのか』(共著)で同氏が謀略説を完全に否定しても、いまだ謀略説は消えません。1582年6月2日に、信長がほとんど兵を率いずに京にいたこと(軍事的空白)、そしてその近くで光秀が軍勢を組織できたことは「偶然の産物」で、誰かが狙って仕組んだことではありません。それを狙って謀略を組むこと自体が不可能なことなのです。

『上杉謙信の夢と野望 幻の「室町幕府再興」計画の全貌』 乃至政彦 洋泉社歴史新書y 890円+税

『関東戦国史と御館の乱-上杉景虎・敗北の歴史的意味とは?』(共著)が面白かったので。

が、信長や信玄も含めて、彼らが室町幕府を再興しようと思っていたというのは疑問。謙信はやや真面目に考えていた節はあるかもしれませんが。


2012年1月の編集後記

地元では、クリスマスが荒れた天気になると、年末年始は穏やかな天気になる、と言われているようですが、まさにそのようになりました。正月明けから数日は晴れた日が続き、穏やかな毎日でした。しかし、次の週あたりから寒さと雪が続き、北海道の冬らしい光景になってきました。昨年の冬の方が寒かったと思っていますが、今年は水道管の凍結に注意が必要な寒さのようです。

20日前後の一週間が珍しく忙しい時期で、仕事の帰りも遅くなって、体力的にもしんどくなりました。いまは手元が片付いて、こまごまとしたものの整理に取り掛かっています。こういうのは時間のある時にしかできません。幸い、上の人々の理解は得られているので、働きやすい環境ではあるのですが、下を見ると、組織としては崩壊しつつあります。稼がないと給料当たりませんよ。ほんとに。

さて、「歴史の話をしよう」のブログでは、月の最初と最後の方に少し歴史の話をしただけで、あとはカテゴリー的に「未分類」の話が続きました。2月の「戦国人物紹介」では毛利一族について触れていこうと思います。ゲームの話はまったくしていませんね。ドラクエもやめてしまいましたし、「戦国IXA」のメンテだけしています。あれだけいろいろな意味で依存していたゲームから脱却できたのはうれしいですね。助けてもらった部分も大きいんですけど。

3月にいろいろと動きがありそうなので、2月はその準備、布石を打っていきたいですね。仕事にしてもプライベートにしても、やろうと思ってすぐにはできないことも多いので、計画的にやりたい、と。順調に行っている時ほど思わぬ落とし穴が待ち受けていることもあるので、そこは注意していきたいと思います。では、また、来月お会いしましょう。
CDを買ってくると、パソコンのWindows Media Playerに落として聞いています。

ここで編集をして、毎年のベストセレクションを作ったりするのですが、

2011年の曲は約160曲あって、ここから選んだのが厳選18曲。

年明けに急いで選曲したりすると、じっくり聴いていなかったりして、

あとから聴いて、この曲いいな、と思ったりすることも多いんですよね。


2011年ベストの1曲目に入れて、なかなか評判のいい

So'Fly「i BELIEVE~星に願いを」のカップリング「LOVE AGAIN」とか、

Perfumeのアルバム「JPN」の「MY COLOR」とか、

JUJUとか青山テルマも聴きこむ時間がなかったですね。


戦国時代の人物評みたいに音楽の評価もしてみたいのですが(あんなに長くはない)、

ちょーっと時間がなさそうです。

そうなると、短い言葉で的確に物事をとらえる秀逸な短評を書ける能力、

というのは羨ましいんですよね。

(「戦国人物紹介」は基本的に1回1,200字前後にしてある、原稿用紙3枚)


これって切る能力、削る能力と「ほぼ」等しくて、

元の長い文章をどう落としていくかなんですよね。

(決めること、決断とは、断つこと、切ることである)


「ほぼ」と書いたのは、瞬間のひらめきのようなもので、

短いフレーズが浮かぶこともあるので。


調べていっぱい書くのもいいんですけど

(たしかに、逸話の数々はあるだけ載せたいという思いもある)、

「全部」書くことが、その人物について伝えることになるか、

というのはまた別物でして、そこが書き手としては悩むところであり、

面白いところでもあります。
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