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兵は拙速なるを聞くも、いまだ巧久なるを睹ざるなり(『孫子』)
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私がしてきたのは、期日前投票じゃなくて、不在者投票なんですね。

引っ越してまだ2か月なので、新しい住所地の選挙人名簿に登録されていません。

案内の郵便が来て、投票用紙を請求しましたが、そもそもの通知が遅いっての。

選挙権をなんだと思ってるの?


今日、不在者投票を済ませてきましたが、物理的に間に合うのだろうか?

小さな一票かもしれませんけど、一票は一票です。

みなさん、選挙は行きましょうね。

入れたくなかったら、白紙でもいいんですよ(白紙投票を否定しない)


白票は白紙委任状ではなく、「どこにも入れるところがない」という意思表示なんです。

白票が多ければ、政治家や政党は恥ずかしいと思わなければなりません。

(有権者に迎合しろということでもない)


以前から書いていますが、政治を批判する資格を確保するために投票しています。

投票しない人は、政治を批判する権利を有しません。

投票もしてないのに、文句言うなっての。

投票したくても、できない時代もあったんですよ。

このへん、日本人は自分で勝ち取った、という意識がないから(事実としてもない)、

投票も行かないし、政治に対しても関心が低いんですよね。

ブームになればすぐついていきますし、主体性がありません。


ちなみに、事前の調査で、ほぼ結果は判明しており(精度は高い)、

16日の夜8時にテロップを流すだけです。


しっかし、マスコミは自民の楽勝と書くが、

そんなに自民党に勝たせたくないのかね。

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『昭和天皇 第六部』(福田和也、文芸春秋)と『戦後史の正体』(孫崎享、創元社)を買いました。
 
『昭和天皇』は文芸春秋での連載は終了(以後はウェブで独立回復までを書くらしい)、第六部で完結ということでしょうか。終戦までを描きます。
 
『戦後史の正体』は「アメリカからの圧力」を軸に戦後史を読み解くというものです。著者自身「変わった本かもしれません」と書いていますが、私にはあまり違和感がありません。日本の戦後は常にアメリカの有形、無形の圧力にさらされてきました。現在は民主党政権がアメリカとの同盟を軽視し、中韓にこびへつらう外交を展開しているため、中韓に付け込まれる隙を与えてしまいました。
 
先帝陛下(昭和天皇)という方はたいへん偉大な方で、私は日本史における最後の偉人(最後の歴史上の人物、と言い換えてもよい)だと思っています。テレビに映るのは飄々とした人物像ですが、二度の大きな決断を成しています。一つは二・二六事件、決起して大臣らを暗殺した将校たちを「反乱軍」と断定し、鎮圧させています。この決断がなければ軍部によるクーデターが成功していました。しかし、軍部の発言力はこのあとも増大し、アメリカとの開戦に至ります。アメリカとの戦争により日本の国土は焦土と化しますが、軍部は戦争を継続するつもりでした。二つ目の決断はポツダム宣言受諾の決断です。これがなければ日本国内が敗戦を受け入れず、いつまで戦争が続いたかわかりません。戦争は、始めるよりも終わらせる方が難しいのです(全員、全構成員を殺すのならともかく、戦争の最終目的は「講和」である、そしてこれは「政治」である)
 
 
『戦後史の正体』に話を戻します。私はいわゆる「陰謀史観」には与しませんが、陰謀の存在までは否定しません。特に外交においては、表に知られないような陰謀がつきものです。それは過去も現在も変わりません。戦後史においても、アメリカ(だけではない)の陰謀は存在しています。
 
第一章について少し触れます。まずは「終戦」の話から。私は極力この言葉を使わないようにしていますが(使う時はあえて使っている)、第二次世界大戦が終わったのは、1945年8月15日ではありません。9月2日、アメリカの戦艦ミズーリ号上で降伏文書に調印した時が、日本が「敗戦」した時です。「終戦」というあいまいな言葉を使って、「無条件降伏」をしたことから目をそらしてはなりません。
 
阿南惟幾(あなみこれちか)陸軍大臣の自刃については私も同じ意見です。この人にはいろいろな評価があって、最近は見直されている感があります(軍部の暴走をとどめた、と見ることができなくもない)。とはいえ、遺書には「一死をもって大罪を謝し奉る」とありますが、「一死」では「大罪」をつぐなうことはできません。この人が生きて戦争責任を取れば、救われた命があったかもしれません。責任放棄という見方もできます。繰り返しますが、腹を切って済む話ではありません(A級戦犯はよく知られているが、B・C級戦犯が1万人以上いたという話はあまり知られていない)。
 
しかし、この先を読んでいくと、占領政策についてもっと衝撃的なことがいろいろと書かれています。

ただなあ、内容はともかく、本の書き方として、自説に都合のいい文章ばかりを引用しているという印象は拭えないんだよなあ。


今月は先月分と合わせて載せているので、1日の文章が多めですいません。

通常は右端のプラグイン(ついったーや広告が出ている部分)と同じくらいの長さに調整するのですが。

ただでさえ、ネットにつながらない鬱憤がたまっていたのもあって、1回の文章が長いというのに…。

来月から通常営業に戻ります。まあ、1日に2回更新するかもしれませんが(笑)


お気づきの方はいらっしゃらないと思いますが、会社の仕事量に山があって(これは書いた)、手持ち無沙汰な時間があります。その時間、何をしているのかというと、パソコンを開いて文章を書いています。仕事をしているように見えるからです。

「戦国人物紹介」にしろ、普通の歴史の文章にしろ、下地の部分、基礎となる文章は必要なんですよね(歴史の文章は、いきなり本番の文章は書かず、手直しを重ねることが多い)。会社でこれをするとはかどる!

資料を見て確認しながら書いているわけではなく、自分の頭の中に湧いてきた文章を形にしているので、調子のいい時はどんどん文章ができていきます。そして、これをベースに、資料の裏付けを取ったら、完成!(そんなに簡単にはいかなかったりする)



昨日の続き。
 
もともと日本の民主主義自体に不信感を持っています。
 
日本には民主主義に必要不可欠な「市民」の存在が欠けています。
 
明治維新も上からのクーデターでしたし、
 
戦後の「民主主義」もアメリカから与えられたものでした。
 
欧米のように、市民が立ち上がって、民主主義を勝ち取ったわけではありません。
 
(これは中共も同じ)
 
この国では永遠に「民主主義革命」などは起こらないでしょう。
 
すでに、形式上は民主主義だからです(「天皇制」はまた別の議論)
 
やるとすれば、体制の中から変革するしかないのかもしれません。
 
消費増税にしろ、選挙制度にしろ、TPPにしろ、
 
すべての政治問題を国民投票にするなんてことは現実的ではありませんし、
 
負担が減ることは歓迎しても、増えることは避けたがるでしょう。
 
そこは「政治」が判断しなければなりません。
 
決定の単位を小さくする、市民の目が届く範囲にする、
 
というのは一つの手段であると思いますがね(分権的考え)


民主主義で求められているのは、理性のある賢明な市民であって、

一か八かの博打をして市民を煽る政治家ではない。


たしかに、昨日の野田-安倍の党首討論には、

久々に、政治にドキドキ、というかハラハラするような興奮を感じましたが、

小泉がやったような劇場型政治に騙されてはいけません。

それでも、あれだけのやるかやられるかの交渉はなかなか見られるものではありません。

(公債特例法案では合意しており、0増5減でも合意しており、

 合意していないのはさらなる定数削減などの選挙制度改革であった)

少なくともあの場面においては、安倍は旧来型のつまらない揚げ足取りに終始し、

野田総理の総理としての凄みに押されっぱなしでした。

(もともと安倍には「どもる」ところがあって、議論や演説をさせるのには不向きである)


総理大臣の持つ唯一絶対の権利、解散権の行使の大きさを改めて感じた次第です。

まさに「伝家の宝刀」です。

選挙延期を求める人、野田おろしをしようとしていた人たちまで、

不満云々なんてあっという間にかき消されて、選挙一色になってしまいました。

議員は、議員でなくなれば、ただの人ですから、

否応なく、勝つか負けるか、選挙の準備を迫られます。


官僚に踊らされた感はありますが、消費増税は必要ですし、

もたもたしていれば(そもそも首が危なかった)、

「第三極」の「野合」を許してしまいかねませんでした。

政党とは「共通の政見(政策と言ってもいいでしょう)を実行に移すために」

「政権を取ることを目標として結ばれた政治的団体」のことです(新明解)

政策の一致なくして、まず政権を取ることを目標とした団体などは政党ではありません。

政権を取ってから政策の協議をするなどというのは、選挙民を愚弄しています。

その意味では、第三極が結集する前に解散という手を打った、

野田総理は後々の禍根を絶ったと言えるかもしれません。


民主党はすでに国民の信を失っていますし、

「ねじれ」国会のままでは何も決められません。

その意味では第一党から転落することを恐れるあまり、

選挙を先延ばしにしてきた民主党に引導を渡したとも言えるでしょう。

まさに、「民主党をぶっ壊した」とでも言いましょうか。

地位に恋々とする人にはできない決断だったでしょう。


あとは、予算の問題。

予算の成立には時間がかかりますから、このタイミングで解散、選挙したのは、

財務大臣経験者としては賢明な判断でした。


解散と引き換えに何を実現しようとしたのか

(丁々発止の議論で、何か野田総理が「かっこよく見える」のは幻影)、

何が選挙の争点になるのか、

そこはよく考える必要がありますが、

次は投票する人が冷静に考える番です。
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